えー、急に米朝会談が決定しまして、色あせてしまいました。
田原総一朗の“朝ナマ”に乗っかりまして、こういう本を出しています。
徹底討論 どうする!? どうなる!?「北朝鮮」問題
安全保障のスペシャリスト
森本敏×田原総一朗
ジャーナリスト
日本が進む道とは
第1章 アメリカは北朝鮮を攻撃するか?
第2章 経済制裁で金正恩の暴発を抑えられるのか?
第3章 オバマ外交の失敗が国際情勢を混迷に陥れた
第4章 万全にはほど遠い日本のミサイル防衛
第5章 憲法改正から逃げ続けた自民党政権
第6章 あり得ない日本の核武装
第7章 集団的自衛権をめぐる攻防と安倍首相の改憲論
第8章 日米安保体制は占領政策の延長か
第9章 北朝鮮攻撃の成否は中国にかかっている
第10章 全面戦争か限定攻撃か? トランプ大統領歴訪後の東アジア
第2章 経済制裁で金正恩の暴発を抑えられるのか?
第3章 オバマ外交の失敗が国際情勢を混迷に陥れた
第4章 万全にはほど遠い日本のミサイル防衛
第5章 憲法改正から逃げ続けた自民党政権
第6章 あり得ない日本の核武装
第7章 集団的自衛権をめぐる攻防と安倍首相の改憲論
第8章 日米安保体制は占領政策の延長か
第9章 北朝鮮攻撃の成否は中国にかかっている
第10章 全面戦争か限定攻撃か? トランプ大統領歴訪後の東アジア
ここまで
いかがでしょうか。
2018年1月31日発行なのですが、もう鮮度が急激に落ちています。
まぁ、興味がなくても、北朝鮮問題は重要な事案であることには変わりません。
いったい、どうすればよいのやら。。。
ハイ、本書は“朝まで生テレビ”的なタイトルを付けていますが、多人数での討論というわけではなく、森本氏と田原氏との対談形式になっています。
そして、矢部宏治氏の『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』へのアンサーブックとなっているともいえます。
しかし、この返答部分は意味不明なところが多々あります。
これだけ(政治)業界のウラ事情に通じた田原氏がこの本を読むまで、アメリカ軍人の治外法権を知らなかったり、かなり特異な日米地位協定を変更することが、他のアメリカ同盟国との(対米)地位協定に影響を及ぼすとか、関東・沖縄上空の巨大アメリカ軍管轄空域の件を極小に評価しています。(読者をバカにしているのか、情報操作の一環か。。。)
実はこの森本さん、日米合同委員会に出席していた実務者だったこともあり、この委員会を過小評価しています。
これは、わざと日米合同委員会が重要ではないという印象操作をしているように感じます。
元防衛大臣である森本さんは、数年前、米軍のオスプレイ日本配備のときに、同機が現実的に事故率の低い、非常に優秀で革新的な兵器・装備であるという情報を流していましたが、今やそれはウソ情報(誤報)であったことが判明しております。。。(もしかしたら、そういう情報操作のエージェントなのかもw)
とまぁ、いろいろと否定的なことを書いてきましたが、この本で得た知識も書いておきましょう。
現在、核保有国の人口が世界人口の約半分を占めているということ。
世界の半分以上は、確実に核兵器で守られているのです。。。
アメリカ大統領は、60日間、議会の承認なしでも海外派兵することが出来るらしいです。アメリカが本気でヤルときは、トランプ氏の腹一つ!ということです。
数ヶ月まえ、現在とはかなり違った状況から分析された情報ですが、アメリカが北を攻撃する可能性はそれほど高く無いらしいです。もし、攻撃するとしても5月~6月ぐらいだと分析されています。
最後に、本書には(当然)書かれていない私感を。
北朝鮮は、白旗を挙げて交渉を初めようとした訳ではなく、単に時間稼ぎの交渉をしようとしているに過ぎないということを忘れてはいけません。(白旗を上げているのであれば、食料・燃料を早急に求めるはずです。)
現在、彼らはICBM、SLBM技術を完成させようと必死になっているのです。4月末にはアメリカと対等な立場で、強気の交渉をするつもりです。
今こそ日本と国際社会は、もっと圧力を強化しなくてはならないことを忘れてはいけません。
おっと、私も素人ですので、これはあくまで私感です。
ということで、本日は以上。
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