術後二日目。

病院の消灯時間は夜9時。

なので、10時頃に寝て、朝5時に目覚めた。

痛み止めのおかげで、寝ている間は痛みを感じすず、割とぐっすり眠れた。

決められた時間にご飯を食べて、決められた時間に寝起きする。

なんて健康的な生活だろう。

痛みは、朝の時点ではそれなりにあったが、痛み止めを飲んで1時間ほど経つと治まった。

その後、痛み止めを毎食後に飲んでいたせいか、日常生活に支障のない程度の痛みで、1日を乗り切れた。

昨日、流動食しか食べていないので、お通じはまだない。

夕方ごろから、お腹が鳴り始めた。

看護師さんによると、お腹のゴロゴロした音は、もうそろそろ、便通があることを知らせるものらしい。

自分でも想像できるが、お通じがあると、排便時の痛みがそれなりにあるそうだ。

通常の外科手術では、術後の痛みの山は一回のみらしい。

施術直後の患部の痛みの一回のみで、徐々に痛みは引いていくそうだ。

一方、裂肛の手術を受けた場合は、痛みの山は二回あるそうだ。

1回目は、術後すぐの神経が集中している場所を切り裂いて縫ったことによる痛み。

2回目は、排便の際、患部が傷付けられる痛み。

これが、排便するたびに、患部が傷付いては少し治り、翌日に排便してまた傷付いては治り、を繰り返すサイクルに入る。

このサイクルが、神経ビンビンの箇所で起きるので、尚更、痛みを感じるらしい。

看護師さんからの、この手の情報提供は、心の準備ができて、不安を和らげてくれている。

看護師さんが、このスキルを備えたプロなのはわかるが、手術を一人で経験しているシングル野郎としては、とても助かる。

病院が、定期的なコミュニケーションの機会を与えること、提供できるサービスや、予測される痛みの推移を伝えることは、患者を安心させ、病院に対する信頼につながり、最終的には病院の評判を上げることにもなる。

これは、まさしくWIN-WINの構図だな、とか訳のわからないことを考えてしまった。

普段、不安を抱える人に接する仕事をしている人間として、相手の安心につなげるために、以下のことを心掛けようと思った。
● 時間が限られていても、定期的にコミュニケーションを取ること
● 事実に基づいた、情報を提供すること

プロの看護師は、会話を通して相手の安心を生み出すことができる。

すごいスキルだと思います。

そんなことを感じた1日でした。


今日は、食事について触れます。

術後1日目の食事は、「流動食」。

流動食は、”固形物を除去した流動タイプの食事のことで、具なしの野菜スープ、重湯、ジュース、牛乳、くず湯などを利用” するらしい。

今日のご飯は、具なしのお味噌汁、重湯(おもゆ)、お塩、野菜ジュースだった。

まさしく、汁物。

皆さん、流動食はご存知だと思いますが、オモユってご存知でしたか?

自分は知りませんでした。

当初のイメージは、炊いたご飯を、お米の形がなくなるほど、大量の水で茹でたのもだと思いました。

つまり、ドロドロの飯をイメージしていました。

それが違いました!

Wikipediaによると、

薄いおかゆの上澄み液だそうです。

つまり、10倍前後の水を加えて長時間煮た粥をガーゼなどで漉して飯粒を除いたものだそうです。

随分とイメージが異なりませんか?

私が食べたのも、ザ・上澄み液だったのですが、二日ぶりの食事だったので、口福を得ることができました。

ちなみに、プレートは、通常の食事メニューを載せるために作られているため、片側に余裕があるようになっています。

痛さで苦しんだ一日でしたが、舌で味わえるご飯のありがたさを感じた一日でした。



昨晩は一睡もできなかった。

今朝に痛み止めの薬をもらってから、束の間の睡眠をとれた。

痛み止めを飲むと、数時間痛みが和らぐので、そのタイミングを逃さず、寝てしまうことが、唯一の方法だと知った。

昨晩、痛みを感じながら休む方法を試行錯誤した。

そこで、お尻の怪我は、思いの外厄介なことに気付いた。

痛くない姿勢を探っていたが、そんなもんはない。

座るとお尻が痛い。
立っていても痛い。
ベッドに仰向けに寝ても痛い。
うつ伏せでも、左右の体を下にしても痛い。

どんな姿勢でも痛い。

全く寝れなかった。

お尻は体の中心にあり、どの態勢でも一定の圧力が加わるようになっているからだ。

それが、体の構造であると知った。

その中でも、一番痛みがマシだったのは、右側を下にしての体制だった。

経験者談として、
もし、裂肛手術を受ける方がいれば、以下のことを参考にしていただきたい。

● 手術当日の夜は、まあまあ痛い
● 痛みが強い場合は、看護師の方に、ナルハヤで伝える。
● 自宅で過ごす場合は、痛み止めをもらっておく
● 痛み止めの効いている数時間に、睡眠を取る

それが、今のところのケツ論だ。

はい。