『人と動物の天国ってこういうことかもしれない』from 動物のお医者さん | 仕事とマンガと心理学

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心理カウンセラーが語るマンガと小説についてのブログです。
心理学でマンガをみるとオモシロいので、それを伝えたくて
ぐだぐだお送りしますので、楽しんでくださいね!

こんにちは、プロフェッショナル心理カウンセラーの織田です。

もう、いよいよ出ましたね。これは出さないとね。

「動物のお医者さん」

 

タイトルは動物のお医者さんですが

お医者さんの卵である

獣医学部の学生さんが

人間の方の主人公。

 

でも、このマンガの主人公たちは

動物たちです。

なぜか関西弁の猫のミケ。

顔は怖いけれど

温和な性格のハスキー犬チョビ。

乱暴ランボーの雄鶏のヒヨちゃん。

とにかくご飯を食べて寝ているスナネズミ。

 

そして愉快な同窓生、

教授、先輩と後輩。

 

うん、こんなに楽しい大学なら

そりゃ行きたいと思うだろうなあ。

 

私はアニマルセラピー専門なんです、実は。

そこから見ると、

この「動物のお医者さん」は

人と動物が共に暮らしていく

理想に近くて

いつも心が和みます。

 

人と動物が暮らすには

きちんとしたルールと

人間側に動物が嫌われないようにする義務がある。

 

間違ったしつけをしたり

妙な習慣をつけて

ある動物が嫌われたとしたら

それは人間の責任なのです。

 

ここに出てくる動物たちは

いろいろ妙な癖を持っていたり

面白い性格をしていたりするんですが

人間に暴力をふるう動物が出てこない。

攻撃的になる動物も出てこない。

 

これは、基本的に

きちんと愛されている動物たちと

動物をきちんと愛している人間たちの

物語なのです。

 

H大学の獣医学部志望が増えるとか

ハスキー犬が人気になるとか

このマンガを読んで

あこがれるのは当然で

非日常に出かけなくても

動物との天国が描かれているからなのです。

 

動物との共存は

都会では本当に大変。

匂いや声、毛や羽や

神経質な人が嫌うものが

沢山ある。

 

おまけに動物は基本的に人間の言葉を解さなければ

人間のルールもよくわからないのがいる。

そう、動物たちには厳然とした

「おれさまルール」があって

自分の持っている習慣や行動を

変えようとしない。

・・・というか、変えられない。

 

その臨機応変さのなさが

人間と違うところなんですけれどね。

 

人間は環境を変えるし

環境によって変われる。

動物たちは変われない。

 

そのギャップがなんともかわいい時と

手こずる時と

面白い時と

困っちゃう時があるんですけれど。

 

その動物たちの癖を

よく理解し、よく困り

よく愛し、よくつきあっている。

そして、ここがマンガなんですけれど

登場している動物たちの

なんと察しのよいことか。

チョビくんなんて

人間で例えると

気遣いくんですよ。

 

動物たちを大らかに愛する。

いい距離感をもって

お互いの限界を理解して。

 

この「お互いの限界を受容する」のが

実は動物と上手く付き合うコツなのです。

そして何か事故があれば

それは人間の責任。

ある動物が周囲の人間に好かれなければ

それも、人の責任。

 

人と動物が同じ空間で生きる以上

動物が愛されるように

動物をきちんと愛し教えてあげるのが

人間の義務。

 

そういうところから見ると

動物のお医者さんに出てくる動物たちは

見事です。

だからきっと

ここに出てくる人間たちは

素敵に動物たちと付き合っている人たちなのです。

 

めざせ、動物のお医者さん。

さすれば、人と動物の天国がまっている。

 

★★おしらせ★★

文中でもお話いたしましたが

私はアイディアというところで

活動している心理カウンセラーなんですが

再来週の日曜日、12月17日に

アニマルセラピーの講座を担当します。

興味がある方はよかったらお越しになりませんか?

初めてアイディアにお越しになる方でしたら

ご招待させていただきます!

ブログをご縁に繋がれたらうれしいです。

興味のある方は info@idear.co.jp に

ブログを見ましたという自己紹介とともに

ご連絡下さいませ!