『文系 メンタルトレーニング的生き方マンガ』from 天才柳沢教授の生活 | 仕事とマンガと心理学

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心理カウンセラーが語るマンガと小説についてのブログです。
心理学でマンガをみるとオモシロいので、それを伝えたくて
ぐだぐだお送りしますので、楽しんでくださいね!

こんにちは、プロフェッショナル心理カウンセラーの織田です。
今日のマンガはこれ。
うー、面白いのです!
 

「天才柳沢教授の生活」
大学教授の柳沢さん。
社会のルールをぴっちりと守り
角は直角に曲がり
いささかも「外れた」事はしない人。
 
「外れたことはしない」
「理屈に合わないことはしない」
「正しく生きる」
ことを追及すると
こんなにも「外れた人」になっちゃうんだなーって
笑っちゃう。
 
でも、この柳沢教授、
四角四面で融通が利かないんだけれど
ものすごく優しい人なんだなーということが
要所要所でわかる。
 
それよりなにより
この柳沢教授って
とってもメンタルトレーニングな人なのです。
 
柳沢教授は
「自分のルール」を明確に持っている人です。
そのくせ、いろんなことに
旺盛な好奇心を抱いて
自分と「違う」ことに出会うと
「どうしてだろう」
「なんでだろう」を
とことん追求する。
 
通常、私たちはそんなに
首尾一貫した人間じゃないので
矛盾が出てきますよね。
そうすると教授はこう言います。
「あなたはこう言いながら
こんなことしていますね。」
うーん、怖い。・・・
 
やろうと思ったのでしょう?
なぜやらないのですか?
したいと思ったのでしょう?
やりもしないで
なぜあきらめてしまうのですか?
 
ごもっとも!

自分が行動しない理由や
あきらめる理由や
捻じ曲げてる気持ちや理屈
それを
真正面から
「どうしてですか?」と問われると
つまっちゃうんですよね。
 
やらない理由なんて本当はなくて
やるって決めたらやればいい。——
まっすぐに、自分の理念を大事にして
貫き通すってことは
時々とっても難しいこと。

それを私たちは
世間知みたいなものでコーティングして
ごまかすこともしばしば。
 
教授はごまかさない。
自分が軸とするものから
決して離れない。
 
奇人変人みたいなテイストで
スタートした柳沢教授のマンガが
結果として多くの人に愛され
マンガが変化してきた背景には
ごまかさないでまっすぐに生きる
柳沢教授のあり方に
人が思い出すからでしょう。
 
そう、こんな風に生きたかったんだ、と。
 
ミッションを軸に
目標を立てて
感情、行動をマネジメントする
メンタルトレーニングマンガ
「天才柳沢教授の生活」。
 
ゴールから逆算することも
可能を拓くことも
決してあきらめない気持ちも
人に対する優しい心も
全部詰め込まれている。
 
現代日本の痛烈なカリカチュアにもなっています。
まだご存じない方は
ぜひお読みください!
めちゃめちゃ楽しいのです。