天国で安らかに眠れるように、お母さんをちゃんと見送る事が出来ました。
涙はたくさん流してしまったけれど、昨日の涙は、悔しいとか
悲しいとか、そういう涙ではなく、ありがとうの涙です。
ちょうど1週間前、お姉ちゃんからの電話を受けた時、
初めは何を言っているのか意味が解らず、次の瞬間、いくつもの
後悔と悔しさで泣き叫び続け、
警察でのお母さんとの対面で泣き崩れ、謝り続け、返事を求めても
答えてくれることはなく、とても辛かった。
1分だけでいいからお母さんと話がしたい。ずっとずっと願っていました。
でも、家族の声を聞き、みんなからの声を聞き、時間の経過ともに、
自分の気持ちだけでなく、お母さんの気持ちも考える事が出来るようになると、
お母さんが1人で旅立ったのは、最期の優しさだったんだと思えるようになりました。
昨年、糖尿病の合併症が酷くなり始めた頃、お姉ちゃんから連絡を受けて
お母さんに電話をすると、
「たあちゃんに言うと心配して泣くから、言わなくていいって言ったのに…
心配かけてごめんね」って言われたのを思い出すんです。
苦しんでいる姿を最期に見せたら、わたしは普通ではいられないだろうし、
みんなも心配するから、そっと1人で…だったのかもしれません。
そんなお母さんの優しさを思うと『ごめんね』ではなく『ありがとう』と
言わなくてはなんですね。
そう思えるようになったのも、みんなが居たからです。
1人だったら、絶対に後悔の日々で、どうしたら良いか迷い
立ち直ることは難しかったと思う。
家族も親戚も友達も、書き込みをしてくれた皆さんも、
沢山の言葉をくれて、わたしは変わる事が出来ました。
お母さんは、本当の人の優しさや温かさ、繋がりを教えてくれた気がします。
昨日、お母さんへ贈ったケーキは、イチジクのケーキ。
バターも砂糖もたっぷり入れて、愛を込めてハートの型で焼きました。
きっと、すぐ食べて美味しいわ~って言ってくれてると思います。
お母さんに作ると、絶対『美味しい』って言ってくれるから。
お母さん…
これからは、一番苦手だった食事制限もないし、注射もないし、
沢山の薬も飲まなくて良いから、どうぞ、天国で幸せに過ごして下さい。
お父さんも昨日の夜は、ホッとしたって言ってたし、ご飯もちゃんと
食べられるようになったし、頑張るって言ってた。
わたしは、今は、無理にではなく自然に笑えます。
お母さんが一緒に居てくれる分、今までよりも、もっと頑張れる気がしてます。
だから、安心して下さい。
天国から、わたし達の事、見守っていて下さい。
お母さん、心から…ありがとう☆
☆おまけ☆
わたしのお母さんはかなりの天然で、よく『え~(@_@)』っていう事も
多かったんですけど、今年最初で最後のボケちゃんが、わたしの年賀状について。
確かに年末ハワイへは行っていたし、一昨年のハワイ旅行の時の写真は載せていたけど、
「たぁちゃんは、ハワイから年賀状を送ったのね」って(^_^;)
そんな訳ないじゃーん^^;
貴子