12枚の羽根の歌 -3ページ目

12枚の羽根の歌

生きることは踊ること!

いつもはどうしても身構えてしまう夫実家への帰省、
今年はなぜか、わりとリラックスしていられた。

義兄一家も一緒だったので、
女が3人、男が大小合わせて9人!
男祭りでしたw

毎日わーわーやって、3泊4日で帰ってきた。

最後の日の、帰る間際。
義兄一家が先に出てから、
うちの子どもたちに、「おじいちゃんとおばあちゃんになでなでしてあげよう」って声かけた。
義父と義母に座ってもらい、腰や、ひざや、最終的には全身、
慢性的に痛いところを、子どもたちと一緒に、やさしく撫でました。

「こりゃ気持ちいいなぁー」って、とっても喜んでいただけました(^o^)

私は、
お酒もほとんど飲まないし、あんまし社交的じゃないし(笑)、
お金もないからいいものプレゼントすることもできないし。
何かすごい癒しの技術を持ってるわけでもない。

義父義母とのコミュニケーション、生きてきた文化がぜんぜん違うものだから、けっこう戸惑う部分があった。

でも、
たぶん一番人が人から必要としてるのは、やさしく触れてもらうことじゃないかしら。と思った。
それだったら、体ひとつあれば、できる。

……と思って、今回はタイミングを見つけてなでなでさせていただこうって決めてたのです。

子どもたちにも日ごろ、寝る間際に、「のーびのーび」って言いながら、頭のてっぺんから足の先まで撫でてあげます。二人ともそれが大好きで、「やってやって~」って大の字になって待ち受ける。

だから、「おじいちゃんとおばあちゃんにもやってあげたら喜ぶよね、きっと」って言ったら、すぐわかってくれた。

言葉や性格や趣味や考え方、
そういうものも大事だけれど、
私たちはみんな「命」っていう共通のものを持っていて、
「命」は、大事にされると嬉しい。

そういうこと、「命にやさしく触れる」ことを私がいちばんたくさん教えてもらったのは、ビオダンサを通してです。
たくさんのいとおしい時間、たくさんのあたたかい体験を通して、体の細胞のひとつひとつに教えてもらった。

どんなすごい技術よりも、学んでよかったことかもしれないなぁ。

お年寄りも、子どもも、青少年も、もちろん大人も、
みんなが、必要な時にはいつでもやさしく触れてもらえるような世の中に、していきたいな♡
今日、陰陽五行論の勉強の中で聞いた話。

亡くなる際、人はまず目が見えなくなり、言葉が話せなくなるが、耳は聞こえているのだそうです。

それで思い出したのが、祖母が亡くなった時のこと。

祖母は87歳で亡くなりました。

私の母は、すでに他界した人も含めて、兄弟姉妹が9人。
私はいとこが24人?(たぶん)
祖母にはひ孫がすでに7、8人いました。

祖母危篤の知らせを受けて、祖母宅に集まれる家族が集まって来た。
9年前の話なので記憶がおぼろげだけれど、十数人はいたと思う。

もう呼びかけにも応えなくなった祖母が横たわる低いベッドの周りに、夜、みんなで集まってた。

いつ息を引き取ってもおかしくない、という状態だったけれど、なかなか「その時」は訪れず、
みんなどうしたらいいのかわからない感じで、祖母の不規則な呼吸の音を聞きながら、ただただそこにいた。


そのうち、私はどうしても黙っていられなくなった。
遠いところに住んでいて、そんなに日常的に触れ合ってたわけじゃなかったけれど、赤ちゃんの時に半年一緒に住んでたせいか、祖母にはすごく親しみを感じてた。

それで、伯母たちの手前、出すぎた真似かなーと少しためらったけど、
勇気を出して、祖母のそばに行って、手を握って、「おばあちゃん、大好きだよ。ありがとう。大好きだよ」って伝えたのです。
返事がかえってこないとしても、どうしてもそう言いたかった。

で、また元の場所に引っこんだ。


そしたら、母も祖母のところに行って、手を取って、話しかけた。
それで、また元の場所に戻った。

次はおばがひとり、出て行って話しかけた。

そうして、次々みんな、出て行っては祖母の手を取って、声をかけていきました。


日常の中ではけっして見られないような光景。
でも、みんなの心の中の想いが、そのまままっすぐ表れた光景。

神聖な儀式のような空気。
そこにいるだけで胸がいっぱいになるような。



恥ずかしかったけれど、心のままに動いてみてよかった。
みんなの祖母への想いに触れられたことが、宝物のような体験だった。


そうしてみんなが声をかけ終わり、
しばらくしてから、祖母は息を引き取りました。
とても穏やかな逝き方でした。



当時は、みんなが祖母への想いを伝えられるまで、祖母は逝くのを待っててくれたんだな、と思った。

今日の話を聞いて、残る人たちのために待っててくれただけではなく、祖母はきっと本当に聴いてくれていたんだな、と思ったら、
ああ、ちゃんと想いを伝えられてほんとうによかった、と改めて感じました。
昨日は、ビオダンサ「アフタヌーン・クラス@王子」第一回目。

とっても素敵な会でしたラブラブ

私が初めてビオダンサに出会ったのは2001年。
途中に子ども2人の妊娠出産を挟みながら、ビオダンサに教えてもらった「生きることは踊ること」が、ずっと日常生活の根底にありました。

ここのところは、ずっとファシリテーターになるためのスクールで「勉強」の要素も強くて、
昨日は久しぶりに、純粋にただ踊った。

とても、深く豊かな時間でした虹

来てくださった方々も、ほんとうにきらきら美しく見えて。
奇跡のような、出会い。

ああ、私はほんとうに、ビオダンサが大好きなんだなぁと感じた午後でしたドキドキ

幸せ合格

次回は、8/28(金)13:30~15:30です。
会場:北とぴあ つつじホール・リハーサル室(JR/地下鉄南北線「王子」駅徒歩3分)
お申し込み・お問い合わせは、biodanza★twelvefeathers.com まで、★を@に変えてお願いします♪