ともに育ち、生きるまちへ~水谷たかこ(小金井市議会議員)blog

ともに育ち、生きるまちへ~水谷たかこ(小金井市議会議員)blog

「孤育て」がつらかった経験から、子育て支援のNPO活動を開始。子育て支援ネットワークと情報サイトの編集長、親の介護や成年後見の仕事を経て、多様な市民が地域で支え合うコミュニティの実現を模索中。2019年12月より小金井市議会議員(現在2期目)

2年前、「暑すぎてプールに入れない?!問題」というブログを書きました。

この季節になると、よく読まれているブログです。

 

 

地球沸騰化とも言われる中、夏の暑さは尋常じゃなく、プールに入れない日が増えています。
過去の岸田議員の質疑によると、令和元年度は予定していたプール授業の日程のうち約6割が中止になっています。

 

 


会派・小金井をおもしろくする会としては、学校施設の老朽化による建て替え、維持管理に係るコストの問題と、屋外プールでは十分な水泳指導が行えないことから、外部委託を検討すること等を問題提起してきました。リンクは、白井亨市議(当時)の質疑です。

 

 

 

 

令和6年度予算は、白井新市長が初めて、一から組み立てた予算

 

その後、令和4年11月27日、同じ会派だった白井さんが市長になりました。令和5年度予算は、すでにほぼ出来上がっていたため、白井市長として初めて一から作った予算が、今回の令和6年度予算です。今年度は新しい事業として、小学校の水泳授業を外部委託してみることになりました。本町小学校の4年生~6年生の児童が、小金井市立体育館の屋内プールで、専門のインストラクターから水泳指導を受ける、というものです。学校からはバスで移動します。


↓みんなのタウンミーティング資料より引用(小金井市公式WEBより)

shisei16.pdf (koganei.lg.jp)

 

水泳指導を外部委託するメリットとして、

①天候に左右されずに水泳指導を受けることができること

②専門のインストラクターによる指導が可能になること

③熱中症の危険が減ること

等があります。

小学校の先生は、ひとりでほとんどの教科を担当し(一部、専科の指導もあり)ますが、

水泳が得意な先生ばかりではありません。また、学年全体で授業を行うため、全員一緒プールに入れないためプールサイドで待機する児童も多く、熱中症も心配されます。見学する児童もいる中で、少ない人数の先生が指導するのはたいへんです。

 

スイミングに行けば大丈夫?

 

「学校のプールは回数が少ないし、それだけでは泳げるようにならないから」とスイミングスクールへ通う子も多いと聞きますが、様々な事情でそれができない子は、十分な泳力が身につけられないことになってしまいます。ちなみに、わが家の4人の子たちは、他のスポーツをやっていたことと、フリーで遊べる日が欲しい、ということで、1人もスイミングスクールには通いませんでした。多分、あまり泳げないと思います(苦笑)。

 

今年度、本町小学校での実証を踏まえ、来年以降は他の小・中学校へ拡大するかどうかを検討することになりますので、見守っていきたいと思います。

少しでも教育環境が良くなるよう、これからも政策提案をしていきます。

 

↓写真は、記事とは関係ありません。サッカーの試合の後に川遊びをした次女のチームメイト

 

 

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【開催報告】議会ナイトVol.114 開催しました!

議会の前後で開催している、市政報告と意見交換の会「議会カフェ&議会ナイト」。オンラインで開催しました。


初めての方を含め、12名の方にご参加いただきました。

市政の動き、水谷の活動報告、第1回定例会の議案の紹介、一般質問の内容、2月22日に出た保育園廃園条例取消訴訟の内容など、盛りだくさんでした。

フリートークでは、判決内容と今後はどうなるのか、不登校の状態になっている子どもへの支援、子どもの居場所、国立大学附属の学校体育館にエアコンがないこと、審議会のことなど、さまざまなご質問やご意見をいただきました。

議会での質問や提案などに活かしていきたいと思います。

お忙しい中、お時間を割いてご参加いただきありがとうございました!

久しぶりの議会ナイト、開催しました。

告知が遅く、直前までFacebookのみでのお知らせだったため、参加いただいたのは5名(記念撮影時は4名)と少なめでしたが、その分じっくりと意見交換できて、よかったです。今回も初参加の方もおられて、うれしく思います。

庁舎建設、学童保育、保育園、決算審査、自転車ヘルメット助成など、ご質問&ご意見をたくさんいただきました。また、参加者からの質問に、その分野のプロの参加者が答えてくださる場面もあり、多様で多才な市民の皆様に支えられて、有意義な意見交換となりました。

「なるべく難しい言葉は使わずに、わかりやすい」情報発信に努めようと思います。早めのお知らせと広報もがんばります。

ありがとうございました!

 

 



全国市議会議長会研究フォーラムに、初めて参加しました。


これまで、こういう類の全国会議には参加したことがなかったのですが、今回は私が会員として活動に参加している一般社団法人WOMAN SHIFTが課題討議のパネラーとして参加するというので、応援の意味を込めて参加してみました。

1日目の基調講演は、片山 義博氏(大正大学教授兼地域構想研究所長、元鳥取県知事)

 



以下、講演を聞きながらの水谷のメモです。

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「躍動的でワクワクする市議会に」片山 義博氏

〇地方議会をめぐり現状とこれまでの地方議会改革を検証する。

首長に注意関心が集まりがちだが、地方自治法の仕組みを見ると、議会が中心だ
決めるのは議会、決めた内容を執行するのが首長の役割。

どちらが重要か?
決めるほう=議会だ
自治体DXやGXが言われているが、議会は変わったか?何をやればよいのか?

〇日本の地方議会にかけていることは何か。
住民の目線で見たときに、日本の地方議会は、本来の議会をしてそなえていなければならない要素がいくつか欠けている。
それは3つ
1 公開の場での真剣な議論が欠けている
2 税の議論をほとんどしない
3 住民の声が聞こえない


公開の場での真剣な議論が欠けている。特に議案について。

例として予算審議。
大半の議会において、予算案が出たときから、無傷で通ることが前提になっていないか。

議論の中で変わっていくことがない。
議会の議論で、予算が増えるかもしれないかも、ということはない。

何を発言しても結論は変わらない、出来レース、消化試合になっている。
市民から見て、結論が変わらないのはつまらない。

なぜそういうことになっているのか?→決まりは何もない。
そういう運用にしてしまっている。
表の場ではなく、事前に説明、意見を聴くなどしているとしても、公に出てからは何も変わらない。
それでは、市民目線で見たときにわからない。裏でやっていても見えない。

傍聴に来て、と言われても、結論が変わらない試合を見に行くのはつまらない。
自分が鳥取県知事だった時、予算案の修正なんて日常茶飯事だった。
予算案の修正は、首長との対立ではない。より良いものにするだけだ。


税の議論をほとんどしない

固定資産税の税率等、自治体で決めることができる。
例えば、夕張市のように、財政破綻して初めて出てくる議論であって、日常的にはない。
お金がないなら、税率を上げればよい。
住民の代表である議会が決めればよい。


住民の声が聞こえない

住民は存在しているが、傍聴席にそっといるだけで、議場、委員会での発言がほとんどない。
欧米の議会を見たもの空すると、大きな違和感がある。

声を聴く機会を設けることが大切。

〇現行の議会の権限を活用してもっと積極的に取り組むべきこと

現行制度の中でもいろいろできる。
議案の審議を丁寧にやる。
執行部が提案した議案を鵜呑みにしない。
ウラを取る作業をせよ。
行政職員は、嘘をつくことはないが、上手に言う、本質をぼかすことがある。
それを見抜くことが大切。

例として挙げると、
中学校の統廃合に関して、
「保護者の反対が強いのではないか?」と質問したことに対して、
「当初は反対があったが、今はそうではない」と答弁する。
しかし、保護者から直接聞いた声は違っていた。
当事者に直接議場に来てもらい、話を聴けばよい。

公聴会の規定があるが、日当を払う必要はない。
会派ごとに人数を制限する必要もない。
規則を作ればよい。

意見を聴きたければ、議会がアンケートをやればよい。

〇教育委員会にもっと目配りしてほしい。
教育は国家の最重要の行政課題。特に義務教育が大事。
義務教育の現場が疲弊している。
不登校の増やいじめの問題等、先生があまりにも忙しすぎる。
教師のなり手不足。
一定の人数の応募はあっても、質が確保できない等、県の採用が難儀を極めている。
ブラック職場であるとの認識が広まったからだ。
職場の悪い話が出回った。気の毒なほど忙しい。
ちっとも解決しない。企業であれば、経営者が解決しようとする。
従業員を増やすか、仕事を減らすか。
社員を気持ちよく働かせる、従業員を盛り上げるのが経営者の役目。
誰の責任か?
職場の管理は自治体の教育委員会のシゴト。
目配りしなければならない
教員は増やせない、と言う人がいるが、県と相談すればいい。
自分が鳥取県知事だった時には、実際に職員を増やして、1クラス40人→30人にしてきた(小1,小2)

教育委員会がちゃんとしてないのは、議会の責任。なぜなら、議会は選任に同意した。市長は提案のみだ。
教育長や教育委員緒候補者に、教育に対する見識や情熱、直接会って確かめてほしい。
本人を議場に読んで、対面で質問すればよい。

〇議会に感謝していること

議会と議論はしたが、対立はしていない。
現在、男女共同参画において行政部門では鳥取県が一位。
男女共同参画推進条例を議員提案で作った。
4割6割条例とも言うが、審議会等の委員の性別を、どちらかの性別が4割を切ってはいけない、というルール。
これを参考に、行政職員も変わってきた。
男性の育休取得率も1位。
「生活者としての意識革命になった」経済産業部長の育休経験。
育休明けに報告をしてもらったことで、職場や議会の理解が進んだ。

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《感想》
片山先生から、議会にできること、やらなければならないこと、という期待を込めてのエールをいただいた。
市民を議会に呼ぶことについては、こがおもとしても議会改革で提案してきており、公聴会の活用というテーマでは、議員定数をめぐって、昨年度一度実施しています。
更に活用していくためには、片山先生のおっしゃっていた意味をもう少し勉強してみなくては、と思いました。

終了後、WOMAN SHIFTのメンバーで記念撮影しました。