アドマイヤハダル 日本ダービー | 花岡貴子オフィシャルブログ「ねぇブロ」Powered by Ameba

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今年のダービーは昨年に続いて自宅観戦です。

疲れていたのか、入稿先を間違えてしまって下記記事を書いたのにnetkeibaに掲載できませんでした…。

というわけで、ブログに貼っておきます。

 

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取材をしていて「順調」という言葉は当たり前のように出てきます。でも、その「順調」は様々な想定を乗り越えてのものだったりします。決して、かんたんなものではないんです。

 

 今回、アドマイヤハダルの日本ダービーに向けての追い切りにおいて、ちょっとした"想定外"な出来事がありました。

 26日の7時26分、坂路でミルコ・デムーロ騎手が跨って追い切られて58.4-41.9-13.4の時計をマークしましたが、その約30分後の8時2分にもう一度、坂路で時計を出しています。このときは助手さんが騎乗して、54.5-38.6-11.7 でした。

 つまり、時計を2本出しています。

 1ハロンが15秒を切ると、いわゆる"時計"と呼ばれ、調教の記録として残されます。坂路を1日2回走るのは珍しくはないけれど、2本とも時計になると強い負荷をかけている印象を受けます。

 これについて大久保師は「(1本目が)軽すぎたから2本追いました」と話しています。1本目が軽かったのは"想定外"だったので、あえて攻めるかたちでの修正として2本目の坂路での追い切りには、とても前向きな決断、と筆者は感じました。

 

 気になるのは、この2本追いがオーバーワークになっていないのか、ということ。そのあたりを陣営に伺うと「調子が落ちると、わかりやすく体調にあらわれるタイプです。カイバ食いが落ちたり、元気がなくなったり。でも、今回は全くそういうことなく、追い切り後もケロッとしています。状態については問題なく、順調です」と谷口助手。

 それを聞いて安心しました。むしろ、この攻め調整がプラスに出る可能性もありますし。

 もうひとつ気になるお天気ですが、ちょうどダービーの時間に東京競馬場を覆うであろう雨雲も馬場を悪化させるほど雨を降らせる可能性は低そうです。アドマイヤハダルは良馬場のほうが良いですし、広い東京コースでのびのびと走る姿を見れるのが今からとても楽しみです!