【シャスタリトリート2015秋】・・・ハートレイクは遠かった⑥ | 地球のお母さんになりたい

地球のお母さんになりたい

地球に生まれ、地球に育まれ、地球に与えられ、いまここにいる私。いっぱい包んでもらったから、私は地球のおかあさんになりたい。
みんなのお母さんになりたい。



ハートレイクは、小高い丘からとると、
こんなふうにハートに見えます。

ここに行きたい。

今回、リトリートが決まった時、
絶対訪れようと決めた場所です。

基本、スケジュールはゆるゆるとの
つもりでしたが、
ここだけは、なぜだか、
とっても行きたかった。

なぜだか、って大事でしょう。
この感覚を大切にしましたよ。

まずは、恒例、朝のシャスタ山への
ごあいさつから。



ストーニィの朝食の時間前。
(朝食時間は8時15分から)

もう、朝陽は昇っています。



今日も快晴。

お散歩中のワンちゃん通る。

そういえば、今回の旅では、
いっぱいワンちゃんに会いました。

シャスタでも犬を飼ってる人が増えたのかなあ。
犬を連れて、キャンピングカーで移動している方も
いらっしゃいましたよー。


さて、ハートレイクは、シャスタシティから
少し走ったところ。



静かな湖ですが、
もう、光が降り注いでいます。

とてもきれいな湖なんだけど、
あらま、
ここも・・・あまり水がない・・・。




水は透明で美しいのだけど。


そこを横目に見ながら、
さて、ハートレイクを目指します。

yukoさんのお話しでは、
ハートレイクはここから
歩いて40分ほど。

10時出発。

お昼前には到着する・・・到着するはず・・・
到着する予定でしたが・・・。

まずは、スタートの分かれ道をからり歩き、
道が下り坂になったあたりで、

「前来たときと道が違う。もっと登ったはず」

結局、登り口がわからないまま、
一旦元来た道へ。

何度かトライして、
スタート地点が間違っていたということに。





登りだったり、岩場だったりで
息が上がります。

確か、ハートレイクは、
「呼ばれた人しか行けない場所」。

うーむ。

ある程度進む度、
道がはっきりしない。

目印だと言われた岩も見つからない。

何で進まないんだろう。

私の心に不安が湧きあがる。
その不安は、後ろから歩いてくる、
みささんからも
感じられました。

このとき、みささんも
自分といっぱい会話してたことは、
このときの私は知りませんでしたー。

私の恐れ。

愛と恐れ。

愛を選択する前に、
必ずやってきて、
それで心がいっぱいになって・・・。

それは小さいときからそうだったな。

多分、私、生まれてきたときも、
そんなだったと思う。

おかあさん、とっても不安の強い人だったし。

だから、小さいときも、
学校行ってるときも、
ずっとびびりぃだった。

何か新しいことを始めるとき、
東京で一人暮らししたとき、
結婚したとき、
子供を生むき、
生まれて育てているとき、

私の奥に、いつも恐れと不安があったな。

というか、私はそれを過去のと同じく、
ずっと、選択してきたんだよな。

夫が借金したとき。

娘の大学費用が用意できなかったとき。

父の親戚が父のお金をなかなか返してくれなかったとき。

請求書が來る度、
不払いで電話が止まる度、

私は、心臓バクバクして、
頭の中が心配でいっぱいだったな。


そして、離婚して、何も将来の保障がなくなったとき、
もう、ピークだったな。

会社に勤めていたけど、
どうしても続けられず、
辞めたときも毎晩眠れなかった。

とにかく生きて行かなければいけないのに、
何をするかばかりを気にして、
先に進めなかったな。

いつもいつも、先に恐れを受け入れてた。

それは、実は私の選択だったんだよ。
私が、そう決めて、受け入れてたんだ。

私は、坂道を歩きながら、
ずっと恐れのことを考えてた。

いつも恐れを選択したから、
予定通り、そんな結果になってきた・・・。

これ、選択を変えればいいんじゃない?

もう、これ以上進めないとき、
私は恐れから抜け出した。

抜け出して仕事を得て、
そして、生活も安定させ、
そして、シャスタまでやってきた。

怖かったけど、
選んで進んだ。

だから、恐れではなく結果がきた。

今回は、旅の始めからそうだった。
行けないかもという恐れを乗り越え、
ただ、行きたい想いで踏みとどまった。

恐れは選ばなかった。

愛か、恐れかならば、
私は愛を選択する。

ただ、それを選択する。

そう心に決めるだけ。

私は決める。

愛を選ぶ!

そのとき、目の前の石が、
いくつか積み上げて在ることに気付く。

それがハートレイクまでの目印だとわかった。

間違ってない。
この道だ。

道の一本杉にも見覚えがあった。

ハートレイクのことを調べたとき、
誰かのブログで見たはず・・・。

私は、後ろのみささんに声をかけた。

「この杉見たことあるから。多分、近いと思うから」

目の前は、かなり急な岩場。
ステッキを頼りに上りながら、

私は、心の中で繰り返した。

(私は愛を選択する。私はハートレイクにたどりつく)

そんな私に、前に登っていったyukoさんの声が届く。

「あったよーーーー!」



丘をのぼった眼下には、
ハートレイクのある景色が広がっていた。


これまでの記事
【シャスタリトリート2015秋】
・・・出発
・・・到着
・・・パンサーメドウズ、水が嗄れていた
・・・シャスタシティとシャスタシティパーク
・・・ドラム瞑想とクジャクの羽
・・・ハートレイクは遠かった


※        ※         ※

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