タカヒロ。ブログ番外編④ 完結 | タカヒロ。ブログ

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松山市のバンド
チーム・レヴォトミンの活動を中心に
タカヒロ。の日常を書いてます。

どうも
タカヒロ。です(^-^)








タカヒロ。ブログ番外編
やっと完結ですm(__)m




前回までのあらすじ

我々の中学と
隣町のA中学。
ちょこちょこと
小競り合いがありました。
ある日、ウチのリーダー格
カツくんがA中学OBの
高校生にやられた事から
本格的に揉めるように
なりました。
それから、我々の町に
やって来るA中学の生徒と
やった、やられたの日々が
続きましたが…
ついにA中学の番長が
現れカツくんと町中で
一戦交えました。
勝負はカツくんが有利な状況で、A中学の生徒が止めた為、そのまま終了。
場所が繁華街だった為
一旦我々も解散しましたが
再び集まり、よからぬ相談をはじめました。
(あらすじ終わり)




番長が帰ってから
1時間後くらい
カツくん他10人程が
港に集まりました。


全員もやもやしていました。
そこで各々が
思っている事を口に出しはじめます。
「アイツらあのまま帰してしまったのはダメやろ」

「いや、あそこは人目が多すぎる」

「乱闘になったらパクられとったで、多分」

「何かムカつくよな」

「カツ大丈夫か?」

カツくん「顎が痛え~」
               「けど大丈夫!」

「しかし、あの番長は許せんなぁ」

「最後まで格好つけやがって」

カツくん
「おう。アイツだけは許せん」

「これから行くか?」


一同、互いを見合って


「○○(隣町)へか?」




カツくん
「おう。今度はコッチが乗り込む番や!」



「じゃあ、何か持っていこうぜ」


「何を?」



「例えば、バットとか」




カツくん
「よし!持っていこうぜ」



このような
やりとりがあり
その場にいる10人程で
隣町へ行く事になりました。



翌日集まって
前日のメンバーで
自転車をこいで
隣町へ行きました。


カツくんとヒデとケンは
バットを用意してました。


ユキオは果たし合いの時に
持っていた短い木の棒を
持っていました。(笑)


やばいなぁ……
と思いながら
私もバットを用意しました。





正午まえ
A中学近くに到着。

番長はサッカー部という
ことは知っていたので
練習試合でA中学に来た経験
を生かしてケンが
「オレが様子見てくる」

そう言って
ケンは外から
サッカー部の部室が見える
場所へいきました。


計画は
サッカー部の生徒を
(誰でもいい)
連れてきて
番長の電話番号を聞いて
呼び出す。

または
番長の家を聞きだして
そこで張り込む。

この2パターンです。



30分くらいすると
ケンが戻ってきました。

「おい、○○(番長)来とるぞ」


本来なら
三年生は部活を引退している時期ですが、番長は練習に出ていました!


カツくん
「チャンス到来!」




早速、練習を終えて
部室に戻ってきた番長に
ケンが塀の外から
「おい!○○(番長)」
「○○中(ウチの中学)や」

「4時に○○公園来いや」

「来んかったら」
「オマエの家いくぞ!」と

言いたい事だけ言って
その場を離れました。



そして
○○公園へ先回り。

広場を見渡せる場所で
アイスを食べながら
待ちました。


4時が近づくと
公園の時計を見つつ
緊張が高まります。


広場を囲むように
二人ずつが隠れて
いました!




4時10分ごろ


番長withサッカー部が
やってきました!



8人くらいか?
我々よりは少ないです。

しかも
武器は持ってません。



番長たちが
広場に現れると

カツくんが
いの一番に出ていきました

しかも
バットを持って…。


それに続いて
我々も番長たちを
取り囲むように
出ていきました!

しかし…
カツくん以外は
武器を置いてきました。
(相手に合わせたのでしょう)


私は内心ホッとしてました
バットで人を殴るのは
嫌だし怖いので……





カツくんは
番長に向かって
「きのうはどうも」


「お陰で牛乳しか飲めんぜ」


そう言って
番長をバットで小突き

反撃してきた
番長の腕をバットで殴り
痛みで動きが止まった番長を
一方的にボコボコにしました。


見ていて
ちょっと怖かったですが


「キタネエぞオラァ!」と
言ってきたサッカー部が
かかってきた事で
乱闘がはじまりました。



私は無我夢中で
A中学の生徒を
投げ飛ばしては
引きずって
石垣の下に落としまくり
ました。

石垣の下は
植え込みになっているので
落としても落としても
上がってきますが

また落とす
を繰り返しました。



双方、ぐちゃぐちゃに
入り乱れましたが
大した怪我もなく

我々も
アドレナリン全開で
ゼエゼエしながら
「今日はこれくらいで勘弁してやる」などと勝ち誇ったセリフを言いました。


それで
カツくんは
へたりこんだ番長に
何か小さい声で
話していました。



後で知りましたが
ここで書けないような
ヤバい事を言って
脅していたそうです。




結果的には
この日で
A中学との揉め事は
ウソのように
なくなりました。




数日後
カツくんは
少年課の刑事に連れていかれ
かなりシメ上げられた
そうですが
全然懲りてませんでした。


事実、カツくんは
その後も数々の武勇伝を
重ねて、ワルの名門高校を
優秀な成績で卒業し
裏社会にデビュー。

最後に見たのは
25~6歳でしたが…
間もなく逮捕されたとか
その逮捕も3回目…

もう完全に
違う世界の人でした。




この中学三年の
夏休みで学んだのは

人間の資質といいますか
「いつでもやってやるぞ」
というようなイケイケの
性格だと思っていた私が
カツくんを見て
「あぁ、何か違うな」
「オレ普通でいいな」と
身の程を知ることが
できたことです。

そういう点では
カツくんに
感謝ですm(__)m





終わり


お付き合いいただきまして
ありがとうございました。



この話は事実を基にしたフィクションです