古今東西の
歴史書を
紐解く迄も無く
そして歴史的事件に関する
Wikipedia等の
ページにアクセスする迄も無く
思想信条を
突き詰める所迄
突き詰めた結果
人物或いは組織が
破滅を迎える、と言う
ある種のパターンが
存在をすると言う事は
態々此の様な場に於いて
指摘をする迄も無く
誰もが知っている事なのだけれど
此の戯曲で採り上げられている
粛清事件即ち『長いナイフの夜』事件は
其の典型例と言える事件だと思う。
より大きな革命を望む突撃隊。
より左派的な思想に傾くナチス左派。
此れ等の扱いに苦慮するヒットラー。
そして其のヒットラーに
さり気なく近づくクルップ。
此の戯曲に於いて
語られている事
そして描かれている事は
決して昔噺に非ず。
そんな気がしてならない。