エスクローおじさんのブログ -839ページ目

いよいよFPフェア2009『上手な暮らしとおかね展』が名古屋で開催されます。

いよいよ10月3日と4日に、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会主催の『上手な暮らしとおかね展』が開催されます。


場所は名古屋駅前に建て替えたばかりで1日オープンするウインク愛知(旧中小企業センター=ミッドランドスクェア裏)です。


このイベントは、協会会員の全国大会である『FPフェア2009』が、5年ぶりに名古屋で開催されるのに合わせて、一般市民向けのイベントとしておこなわれるものです。


ヨットレーサーの白石康次郎氏のセミナー『夢、挑戦、そして人とのつながり』や歴史小説家井沢元彦氏のセミナー『歴史という人類最大のデータベース~その真の活用法をお教えします』をメインに、FPによるミニセミナーや各種展示があります。


先行予約分は満員で終了しましたが、入場無料の当日入場分があります。お若い方からシニアまで、幅広く役に立つ内容となっています。是非いらしてください。


詳しくは『上手な暮らしとおかね』で検索。


私は、このフェアの実行委員なので、会場をウロウロしていると思います。見かけたらお声を掛けてください。

景気が悪いのは、経済的な理由だけに求めるのは、いかがなものでしょう?

20年以上通っている名東区藤ケ丘の床屋があります。その床屋のおやじさんの話です。


藤ヶ丘というと名古屋では学生を中心として若者が多く、おしゃれな街というイメージがあります。実際、カフェやファッションビル、イタリアンレストランなども多く見られます。


しかし、最近はこうした店が閉店しても、その後に入店するテナントがなく、長い間空き店舗となっていることが多くなってきたそうです。事実、駅からこの床屋までの駅前一等地にもテナント募集の張り紙が目立ちます。賃貸マンションも同様だそうです。


元々丘陵地であったところを開発し地下鉄を通したいわゆるニュータウンですので、賠償金を手にした農家が豪邸を構えている地域ですが、この人たちも高齢化して、地元住民はほとんどが老人というのが実態です。


郊外へ移転した大学が近いため、学生対象の商売がはやっていたのですが、郊外の大学へ入学する学生数も減少し、また昔の学生のように居酒屋でコンパをすることも少なくなってきています。


酒を多量に飲むのもスマートさがないのか、カクテルをちょっぴりだけ飲む人が増えているので、なかなか利益が上がりません。


若者中心の街づくりをしていたために、地元老人が気軽に入れる店はなく街を歩いている人もいません。


この話は、床屋のおやじが数年前から話していることで、決してリーマンショック後に始まった現象ではありません。


一世を風靡した名古屋市内のおしゃれな街でさえ、この有様です。


人口減少、少子高齢化、消費傾向の変化などがこの原因です。これは決して景気が悪いからこうなっているのではありません。日本社会の構造的な問題が大きく影響しているのです。


仮に景気対策で一時的な景気回復がなったとしても、このあたりを解決しないと再び厳しい環境にもどることになるでしょう。


こんな時期に政権を取ってしまった民主党は大変だなぁ。全部政策の責任にされちゃうからね。

不動産屋さんの仲介手数料は、自由化するべし。宅建業法改正。

昨日、宅建業者さんに不動産を仲介してもらったときの手数料のことを書きました。続きを・・・


現在、不動産業者さんの仲介によって、不動産の売買をした場合、売主買主は業者さんに売買価格の3%+6万円(税別)を上限として手数料(約定報酬額)を支払うことになっています。


上限とは言え、ほとんどこの額を払っているのが実情です。中には、特に物件価格が安い田舎では、これ以上の手数料を取っている業者がいますが、これは違法です。


しかし、そうした地域で生き残るためには、そうでもしなければ生計が成り立たないのもわかります。


アメリカでは、手数料は自由化されており、また売主が全額を払います。以前、ハワイのコンドミニアムの利用権を400万円で売買したことがありますが、現地の業者の手数料は20%でした。


日本でも税理士や司法書士の手数料は自由化されているのに、どうして不動産業者だけ法律で規定されているのでしょう?そもそもこの法律は昭和45年に決められた法律で、その頃と今では市場がまったく違っています。


3%+6万円にふさわしい仕事をする業者もあれば、そうでない業者もいますので、それがすべて同じ価格というのは合点が行きません。


ただ、自由化というとディスカウンターが出てきて生活ができなくなると主張する業者さんがいますが、そういう業者さんはその程度の仕事しかしていないのでしょう。


逆に自由化すれば5%でも10%でも取ることができるのですから、儲かって仕方がないはずです。


是非自由化していただき、質の高いサービスを提供する業者さんが儲かって、さぼっている業者さんは淘汰されるようにしていただきたいと思います。

嫌な夢を見てしまった~不動産取引

私はめったに夢を見ない(覚えていない?)のですが、今朝は珍しく嫌な夢を見ました。


私は不動産コンサルタントでファイナンシャル・プランナーなので、不動産の仲介業務には直接かかわりませんが、知人に依頼されて中古マンションを売ることになりました。(売主側の仲介業者となる)


たまたま知人の税理士Sさん夫婦がマンションを探していたので、案内することに。その日はご主人が所要で来られないので奥様だけ。


駅徒歩2分、東南角部屋、築5年の優良物件なので、奥様もお気に召した様子。


ただ、その後に別業者ルートで案内が入っていたお客様も気に入ったようだと情報がはいったので、Sさんに「早く返事をしないと別の人が買いそうです。」と連絡。


「こういう物件は、なかなか出ませんよ。」「ご主人は後で見ればよいので、買うという意思表示だけは早くしましょう。」と強引にセ-ルスする私。


何しろSさんで契約すれば、両手と言って売主買主双方から手数料がもらえるので必死。別業者ルートのお客様で契約となれば、売主からしか手数料が取れません。


「私はいろいろマンションを見ているので、これがどれだけ良い物件かよくわかります。見ないでも大丈夫ですよ!」


結局、ここで目が覚めたので、その後どうなったかわかりません。嫌な話です。


民主党が政権を取ったので、不動産仲介業者が売主買主双方から手数料を取ることを禁止するのではないかという懸念が業者さんにあるようです。


利益が相反する取引の間で、こういう夢のようなセースルをする営業がいるので、それも理解できます。


私は双方からの手数料を禁止するとともに、手数料の額を自由化するべきだと思っています。そうすれば、まっとうな仲介業者が生き残ることができ、優良な業界ができると考えます。





メガバンクが住宅ローンを貸し渋っている話。続編

昨夜は、とある金融機関の住宅ローン担当者をお招きして住宅ローン審査の勉強会。


その中で、やはり気になっていたので住宅ローンの貸し渋りについて質問したところ、お立場上明確な返答はなかったものの、現時点で貸し渋っていることは間違いないとのことでした。


特に住宅の売主や請負建築会社の選別が激しく、中小零細工務店については露骨に融資否認とは言えないので、金利軽減幅の縮小や融資額の減額で対応しているとのこと。


以前ならその企業から融資を引き上げていたのですが、「貸し剥がし」など世論の批判にあったため、今は出口=その企業の顧客への融資を出さないようにしているとのこと。


昨日は、他にも代位弁済した保証会社が、債務者の住宅ローン引き落とし口座の預金を勝手に封鎖する事例(保証会社と住宅ローン貸し出し金融機関はグループ会社という立場を利用して)などが報告され、金融機関の厳しい対応をひしひしと感じたわけです。


私達FP・住宅ローンアドバイザーは、融資を受ける顧客の利益のために、最新情報を提供をしたりアドバイスをしているのですが、ここまで厳しくなってくると、より内部情報に近い情報を得ていないと、ベストな提案ができないということになり、きわどい業務になってきたなぁというのが実感です。