海外旅行にも国内旅行にも行かない日本人
8月7日付日経新聞朝刊の『経済教室』には、『旅行しなくなった日本人 観光の社会的価値再考を』という山口誠獨協大学教授の文章が掲載されています。
2025年の日本人のパスホート取得率は18.5%で先進国中ダントツの最下位。
国内旅行も「国内旅行への参加希望率」が2011年に81.9%だったのに対して、2024年度は53.1%まで下落している。
「観光は個人の幸福だけでなく、交流による社会の統合を推進し、一国一地域に限らず、世界の親善と平和に役立つ」
「まずは休み方改革を推進して、休みの取り方から変えないといけない。」
という趣旨です。
そもそも日本は回りを海に囲まれており、陸続きで買い物に行くにもパスポートを持って行かないといけないヨーロッパと同じレベルにする必要はありません。
また手元で調べた限り、日本人のパスホート取得率は2005年に約28%だったものが、紆余曲折はあるものの徐々に低下して今日に至っていますが、それ以前の1990年代には10%代だったと推定されています。(取得率の公的な統計がないので推計になります)
また教授は国内旅行参加希望率の低下を心配されていますが、国内旅行の日本人延べ宿泊数で見ると2017年は4299万人だったのが、2024年には4688万人に増えています。
統計の「いいとこ取り」ではないでしょうか?
そもそも海外旅行をすると社会の統合が進み平和になるのでしょうか?
パスポート取得率が低かった1990年代は、分断が進み戦争が多発した時代だったのでしょうか?
私個人で言えば、海外旅行にはそこそこ行きましたが、やはり日本の文化を深堀した方が面白いと思うようになり国内旅行ばかり行っています。(韓国に行くのは、古代日本=当時は大和と深い交流があったから)
どうも海外旅行に行ける人が上級で、行けない人はワンランク下がる人とする風潮があるように見えます。
そういう風潮を見ると社会的統合を推進しているとは思えません。
観光に行かなくても豊かな人は大勢いるし、海外に出かけても親善とかけ離れている人もいます。
観光に行くことの意味は、もう少し精緻に検証する必要があると思います。
山口教授のご専門はメディア研究、観光研究でいらっしゃるので、観光が盛り上がらないといけないというお立場はわかりますが。
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空き家解消の前に立ちはだかる難問
空き家を買い取って、レストランにリノベーションするお客様の工事現場を見てきました。
市の中心地から1.5㎞程度の丘の上で、テラス席で山々を観ながら食事できるのをウリにする計画です。
ところが現地へ行ってみると、高さ3mほどのステンレス製のパイプで全体が覆われているではありませんか。
間から山は見えますが、当初計画とは印象が違う。
どうしてこんなパイプを設けたのか?
実は最近クマが出没したらしく、その対策とのこと。
せっかく観光気分で食事しているところに、クマが出たのでは台無しです。
立地は確かに丘ですが、周辺は商業施設や官庁、住宅もあるエリアです。
空き家解消のために購入していただきましたが、こんな町の真ん中でクマ対策が必要になるとは・・・
田舎暮らしも移住も良いですが、ここまでクマが出没するとなると安易にお勧めできません。
困った時代になりました。
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信頼できる住宅・不動産コンサルタント
住宅のことで困りごとがあるという奥様から電話があり、たまたま近所に行く用事があったので現場を拝見してきました。
「どのようにして弊社をお知りになりましたか?」と伺ったところ・・・
ネットで探していろいろなところに問い合わせたけれど、どこも対応してくれなかったので、今どきなのでAIに聞いてみました。
「信頼できる住宅の相談先」と聞いたところ、御社(弊社住宅相談センターのこと)が出てきたので電話しました。
まさかわざわざ来てくれるとは・・・御社にお願いすることにします。
ありがたい話です。
いろいろな企業でAIの評価を挙げる努力をされていると聞きますが、弊社は一切していません。
そんな中「信頼できる」と評価してくれたのはありがたいですが、AIさんにどうやってお礼を伝えようか困っています。
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FPに相談する前に準備しておくこと
企業を定年退職して、FP資格を取得してFP相談業務を始めた人の話。
先日無料相談会の相談員を務めたそうで、相談者は50歳代半ば、投資でそれなりの資産を作って早期退社したそうです。
「運用のやり方の相談ですか」と聞いても、「運用は自分でやるから」とはっきりしない。何を相談しに来たのかよくわからない。
最近はそんな相談者が増えている。困ったものだとのこと。
FPの仕事は「相談者のライフプランの実現のために、財政上の計画を立案し、その実行を支援しメンテナンスする」ことです。
このFPさんは、例えばよいり良い運用を提案することを考えていたのでしょう。自分の知識や情報を使うことができなかったので残念と感じたのだと思います。
しかし無料相談会と言えどもFPがやることは同じです。
まずは相談者がなぜ無料相談会に来たのか?相談者のライフプランは何なのか?この点から聞き出さないと知識・情報の見せ場が作れません。
おそらく相談者は、これから先の長い人生をどう過ごしていけばよいのか?いまある資産を何に役立てたら良いのか?
そんなことを相談したかったのではないでしょうか?(聞いてみないとわかりませんが)
あるいはこのFPはそういうことに応えてくれるか人を様子見していたのかも知れません。
多くのFPさんは最初の「相談者のライフプランの実現のため」というところを端折っているように感じます。
また多くの相談者も自分のライフプランを明確に伝えることができないようです。
これではせっかくFPに相談しても何の解決にもなりません。
FPに相談するときは、まずご自身のライフプランはこうですと提示した上で、これを実現するにはどうしたら良いか相談するようにすると良いでしょう。
優れたFPはたくさんいると思うので、明確に答えてくれると思います。
知識・情報のない私が言うのも説得力がありませんが・・・
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神社検定・京都市で一番古い神社はどこ?
私の名刺の肩書には「CFP®、宅地建物取引士、神社検定1級」と書いてあります。
名刺をお渡しした方の半数が「神社検定って何ですか?」と聞いてくれます。ウケ狙いで入れた甲斐があります。
昨日「私は京都市出身ですが、神社に詳しいとなると京都の神社も結構回られているんでしょうね?」という方がいらっしゃいました。
「京都市は比較的新しい神社が多く、あまり気合を入れて回っていないのですよ」とお答えすると、「えっ?京都の神社って新しいのですか?」
京都市民としては当然の反応でしょう。
実際のところ、一番古いのは賀茂神社(今は上賀茂神社と下鴨神社に分かれていますが)でしょうか?677年創建と言われています。
あと貴船神社も同じ天武天皇の頃の創建。
それに対して松尾大社(まつのおたいしゃ)は5世紀と言われていますが、実際の創建は不明です。
祇園祭で知られる八坂神社は656年説と876年説があります。(何でこんなに離れてるの?)
北野天満宮は947年、平安神宮に至っては1895年明治時代ですから最近です。
ということで伊勢神宮、熱田神宮、大神(おおみわ)神社(奈良県)、吉備津彦神社(岡山県)、宗像大社(福岡県)などと比較すると、京都市内の神社は大変新しいのです。
ただ京都「府民」の名誉のために言っておきますが、京都府宮津市にある籠(この)神社、真名井神社は伊勢神宮に匹敵するほど古く素晴らしい神社です。
神社は古ければ良いというものではありませんが、日本の神道の場合、豊国神社(豊臣秀吉)や日光東照宮(徳川家康)、乃木神社(乃木希典)、靖国神社(明治以降の戦没者)など生身の人間が神様として祀られてしまうので、できるだけ古い時代の神社が原初の信仰を体現していると考えて参拝するようにしています。
ちなみに神社検定には、このような問題は出題されません。
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