【算つぶ157】令和算

こんにちは。「たかはし算数」の高橋です。

昨日，小学６年生のお友だちと，少しまったりとお話しする時間がありました

お友だちと呼ぶには年齢差がありすぎますが，私としてはそのような感覚

好奇心旺盛で，私の知らないことをたくさん教えてくれて，キラキラ輝いている存在

もちろん，まだ小学生であり，これから学んでいくことも多いけれど，今の真っすぐな気持ちを残しつつ焦らず急がずゆっくりと成長してほしいなと願っています

そんなこんなで，早速，算数のつぶやきを始めます

令和算

令和算という用語は勝手に

つくったものです。

日本で江戸時代を中心に栄えた

和算は衰退したものの，

この令和の時代に通じる

新たな和算として，令和算

というものを考えます

和算とは，江戸時代を中心に栄えた日本独自の算術体系でした。

特に，「塵劫記」（じんこうき）は全国の寺子屋で使われた大ベストセラーとなりました。

趣味，教養，そして実用的な側面があったため，上流階級や商人たちだけでなく，一般庶民もみな算数数学に興味を示す時代だったのです

ただ，扱う内容が難しくなりすぎたことや，近代化による西洋数学の台頭により，次第に衰退していくこととなりました

でも，和算そのものは，衰退してしまったものの，その価値は多くの人が認めるところ。

令和での新たな和算として，令和算 というものが考えられないかと思っています。

私が考える 令和算 とは，和算そのものの焼き直しというだけではいけないと思っています。

なぜなら，和算は過去のものであり，一時代を築いたもののその時代背景があってこそのもの。

今は令和の時代で，ネット上で多くの人が関わり，デジタル化が進む中，大人も子どももそれらが身のまわりにあふれ返っている状況です。

そのため，扱う素材や内容は，今の時代でも通用するものであることはとても大切なのです

ただ，安易に今の時代に合った素材や内容だからと考えて，算数数学的に面白くないものや難しいものでは，情報にあふれた今の時代ではすぐかき消されてしまうので，そのバランスが難しいところです

私としては，Instagram で紹介している小ネタ問題が，令和算 のきっかけになればという思いで，いつもつぶやいています

問題は見た目にも内容的にも難しすぎず，誰もが楽しめるようなものに

少しずつ，令和算 を開発し，算数数学の楽しさを広めていけたらいいなと願っています

大きな1人

令和算 という言葉が一般的に使われるようになれば，それが後押しになるのではないかと思っています

今日はこんなところで。

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