デジタル化の落とし穴
こんにちは。「たかはし算数」の高橋です。
昨日は，梅雨の最中の晴れ模様でしたね
この機会を逃さず，洗濯やお出かけなどに精を出した人も多いのでは？
私もその１人でした
朝に急いで洗濯をして，昼からは仕事などいろいろなアイデアを考えながら，自転車で遠出をしていました
そんなこんなで，早速、算数のつぶやきを始めます
デジタル化 の落とし穴
教育業界にも「デジタル化」の
風が吹き寄せて，はや20年以上。
デジタル化 は，社会全体として
もはや当たり前の存在ですが，
学びの上でどれだけの存在価値
があるのでしょうか
インターネットが一般的に普及され始めたのが1995年。
その後，2001年ごろからICTインフラが整備され始め，今や学校現場では１人１台のデジタル端末が配られるまでになりました。
この デジタル化 の風潮は，今後もさらに様々な新技術の導入で，進んでいくに違いありません。
私も，20年以上算数教科書をつくる立場にある中で，常に デジタル化 と向き合ってきました。
詳細は諸々の事情により省きますが，今や当たり前となっているいくつかのものの土台の開発に関わってきました。
そんな立場を経てきた私が，学びにおける デジタル化 についていちばん思うことは，
デジタルに振り回されないようにしよう！
ということです💦
私が デジタル化 でよくなったと思うのは，校務や通信手段など，学びを支える インフラの部分 です。
これは概ね，多くの人がそのように感じているのではないでしょうか
でも，算数数学の「学び」という部分においては，デジタル化 でよくなった点はほぼないと思っています💦
デジタル化 が有効に働くものは，図形（特に空間図形）やグラフなどの描画機能です。
実際に紙にかいたりつくったりすることが困難，または，時間がかかるものはとても便利ですね
一方，AI（もどき）の苦手克服系のものは，たしかに便利ではあるけれど，学びが受動的になるため，一長一短に感じます。
このような意見は，私個人の私見というだけでなく，この20年の デジタル化 で学力が向上する様子が見られないことからも，明らかです。
ただ，デジタル化 は必須の世の中ではあり，利点もあるので，
デジタルに振り回されないようにしよう！
ということに注意して，うまく デジタル化 と付き合っていくことが大切なのではないかと思います
デジタル化 は目的ではないので，デジタルとアナログのどちらも「手段（武器）」としてうまく使いこなしていくことが大切です
今日はこんなところで。
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