数のペアを考えよう
こんにちは。「たかはし算数」の高橋です。
今日は６月６日，ゾロ目の日ですね。
ゾロ目の日といえば，奇数月は，
１月１日 お正月
３月３日 ひな祭り
５月５日 子どもの日
７月７日 七夕
というようにお祝い事が多いけれど，偶数月にはないのが残念です💦
でも，調べると，６月６日は，
楽器の日
とのこと。
なんでも，楽器に限らず，芸事や習い事は６歳の６月６日から始めるのがよいとされているようです。
信憑性があるかどうかはさておき，このようにゾロ目を縁起のよい日とする気持ちはとてもよくわかります
では、早速、算数のつぶやきを始めます
数のペアを考えよう
数あそびの一環として，数のペアを
考えることがあります。
数のペアを考えることで，
数の感覚を豊かにするとは
どういうことか，紹介します。
数の感覚が豊かな人を見ていると，１つ１つの数だけでなく，数のペアをサッと考えることができているように思います。
例えば，次のペアは，どんなペアでしょうか？
１と９
２と８
３と７
これはわかりやすい例だと思いますが，あわせて 10 になるペアですね。
これは１年生の「数の合成分解」で学習します。
同様に，
99と１
98と２
97と３
また，
90と10
80と20
70と30
などは，あわせて 100 になるペアです。
また，加減だけでなく，乗除についてもペアの数を考えることがあります。
例えば，12 だと，
１と12
２と６
３と４
のように，ペアの数をかけるとどれも同じ 12 となります。
これらの数で互いに整数となるものを集めると，５年生で習う 約数 となります。
また，乗除についてのペアで，次のようなものを スペシャルナンバー とよびます。
４と25
８と125
16と625
それぞれ，ペアの数をかけると，100，1000，10000 となるので，その特別さ（スペシャル）がわかってもらえるのではないでしょうか
このように，ある１つの数を見て２つの数を思い浮かべたり，ペアとなる数がサッと出てくると，
単純に計算が速くなる
計算の工夫を思いつく
という利点があるのです
また，中学３年生で習う 因数分解のたすき掛け にも効果がありそうですね
ただ，数のペアを考えるということを，テストやドリルで形式的に学ぶだけでは面白くなく，なかなか身につかないと思います。
ブロックやカードなど，日常の遊びの中で楽しく身につけてもらうとよいと思います
かけたら36になる数のペア，サッと言うことができますか？
今日はこんなところで。
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