偶数の0、倍数でない0
こんばんは。「たかはし算数」の高橋です。
今朝早く、地震速報のアラートが鳴り、飛び起きた人も多いはず。
石川県能登地方で震度5を超える地震があったとのこと。
大きな被害が出ていないことを願います。
私は、申し訳ないけれど、そのまま二度寝してしまいました💦
では、早速、算数のつぶやきを始めます
偶数の0、倍数でない0
0は偶数でしょうか?
ある調査では、大人の1/3が
間違えたそうです。
倍数に0を含めるのかと
合わせて考察します。
小学5年生で習う偶数・奇数、倍数で、0を含めるかどうかで間違える子どもも多いと思います。
正しくは、
0は偶数
0は倍数に含めない
です。
ややこしいと感じる人が多いと思いますが、本当にその通りですね💦
ただ、ややこしいと感じる理由は、
テストに出た時にわからなくなる
というように、暗記しなければならないと思ってしまうからではないでしょうか。
これが、テストや受験が目的となっている現状の問題点だと感じます💦
実際は、多少間違えた解釈からスタートしてもよいと思うのです。
そのうち、なぜ0を偶数に入れるのか、0を倍数に入れないのかが分かってくればよいと私は思っています
ただ、今すぐ知りたいという人もいると思うので、これらの見解を書いておこうと思います。
まず、0を偶数に入れる理由について。
教科書などの定義では、2で割り切れる数を偶数、割り切れない数を奇数としています。
もちろん、この定義から、0も2で割り切れるので偶数であることは確かなのですが、おそらく、
0は特別な数
という考えが頭にあり、それを除外すると考えてしまう人が多いのではないでしょうか。
ここで、頭を切り替えて、
偶数と奇数は対を成している
ことをいちばんのポイントと考えてほしいと思います
偶数と奇数はそれぞれバラバラのものではなく、2つで1つの「整数」というものを成しているということ。これは、
偶奇性
という、2つの仲間に分ける大切な見方なのです。
例えば6という偶数は、2と4のように偶数同士、または1と5のように奇数同士に分けられます。このとき、0と6に分けた「0」は偶数であると考える方がよいのです。
一方、0を倍数に含めない理由は、倍数として考える必要性がないからです。
むしろ、倍数については、公倍数や最小公倍数を考えることも多く、3と5の最小公倍数は0と考えるよりも15と考える方が都合がよいので、0を含めないことにしているのです。
これらのように、偶数や奇数、倍数を考える意味を理解した上で、0がその中に入るのかどうかを考えることが大切です
今日はこんなところで。
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