先取り学習と発展学習の違い
こんにちは。「たかはし算数」の高橋です。
今日は久しぶりに、昔の写真を眺めていました。
もう20年以上前ですが、髪をロングに伸ばしていた私。
懐かしいやら、恥ずかしいやら、複雑な気持ち。
でも、若気の至りであっても、そんないろんな積み重ねが今の自分なんだなぁと、しみじみ思います
これからも、無難な生き方よりは、挑戦する生き方を目指したいと思っています。
では、早速、算数のつぶやきを始めます
先取り学習と発展学習の違い
子どもの将来のために、
上の学年で習うことを少しでも
学ばせたい、、、
そう願う親の気持ちは
わかりますが、、、
算数の学びについて検索すると、次のようなことが書かれているのをよく目にします。
先取り学習をさせないことが
子どもの成長を妨げる
その理由として、好奇心旺盛な小学校低学年までに先取り学習をさせないともったいないとか、学校の授業の理解力を高めるとか書かれていたりします。
これらの理由は、一概に間違いとはいえないのですが、そのまま信じないように注意してください💦
なぜなら、先取り学習はメリットとデメリットがあり、メリットばかりを書いているならばそれは塾の宣伝などである可能性が高いからです。
ーーー
先取り学習のメリットは、書かれている通りですが、メリットをしのぐほどのデメリットがあることを知っておかなければなりません。
よかれと思って先取り学習をしたことが、その後の子どもの学びへの向き合い方に逆にマイナスの影響を与えることが、けっこうあるのです💦
メリットばかり書いているものは、「現役東大生が語る」というような吊り広告がよく見られます。誰もが東大に合格できるわけではないので、ここは冷静に判断する必要があります。
では、デメリットはというと、簡単に言うと、
張りぼての学力
となる可能性があることです💦
算数や数学は積み上げの学問なので、例えば上の学年で学ぶ計算ができるようになってもその仕組みがわかっていないとさらに学習を進めた時に急にわからなくなる時があるのです。
張りぼてと表現したのは、変に自信をつけてしまって、急にわからなくなった時に、もともとあまり自信がない子どもよりも落ち込んだり、人に聞けなくなったりすることを差しています。
ーーー
各学年で学ぶ内容は、学習指導要領によって定められているので、まずは
その学年までで学ぶ内容を
しっかりと身につけること
が大切です。それぞれの学年での1年間は、それを習得するためのものなので、ゆっくりと、じっくりと、楽しみながらゆとりをもって学ぶことが大切だと思います。
ここでようやく、発展学習についてですが、これも先取り学習の1つです。
ただ、子どもの興味や関心に応じて、発展学習をすることはとても効果があると思います。
なぜなら、張りぼてではなく、自分のいまの学びと結びつけて、その発展の仕方や仕組みを学ぶからです。できなくて当然、できたらすごいというスタンスがベストです。
発展学習もやり過ぎには注意が必要ですが、自発的に発展内容に取り組むような子どもに育てることがいちばんの教育であることは間違いないと思います。
今日はこんなところで。
「たかはし算数(数学)教室」のご案内
「たかはし算数」ではただ問題を繰り返し解くだけの授業ではなく,子どもたちの思考に寄り添いながら算数や数学を楽しみ,土台となる力をつける授業を行っています。
毎週水曜日,大阪市天王寺区の 天王寺区民センター にて,小学生,中学生向けの算数数学教室を行っています。
また,「たかはし算数」では,ほかの曜日にも個別での算数数学教室を行っています。
ZOOMによるオンラインの指導も行っていますので,下記のLINE公式アカウントよりお気軽にお問い合わせください。
LINE公式アカウント登録のお願い
LINE公式アカウント は登録 無料 で,登録の際に個人情報の入力は一切不要です。登録していただくことにより,「たかはし算数」の算数に関する様々な情報発信をいち早くお届けするだけでなく,お問い合わせやご相談にも基本的に 無料 でお答えします。
LINE公式アカウントへの登録は,下記のQRコードや友だち追加ボタンのリンクからご登録ください。
上のQRコードや友だち追加ボタンで表示されない場合は,ID検索をお願いします。
@981pqdan
LINE公式アカウントは,通常のLINEと同じようにお使いいただけます。
メッセージのやり取りは,ほかの人からは見えません。
算数教室への申し込み,ご意見,ご感想など,メッセージのやり取りで行います。
2022年4月から開催したLINE公式アカウントですが,各種算数教室,折り絵合わせ「タタミン」などのイベントをこれから数多く開催していく予定です。ご登録,ご相談,また,お友だちにLINE公式アカウントの紹介をしていただけるとありがたいです!