「仲間と楽しむ算数」2024冬休み編 vol.2
夏休みに大変ご好評頂き,「冬休みもやってほしい!」と子どもたち自身からのリクエストに応えてスタートし,早くも最終回…冬休みって短いですもんね💦
前回,あっという間に夏休み開催時の感覚を取り戻した子どもたちでしたが,今回も授業前から自発的に活動する様子が個々に感じ取れ,見ているこちらがわくわくしました。
新年を迎え,3学期を迎える子どもたちのウォーミングアップにもなるような取り組みを準備した先生が,今回も算数の面白さを教え,興味を持って考える事の大切さを伝えます!そして元気いっぱいの授業風景をスタッフ(W.S.)よりお伝えします。
本日のテーマ①「あなたの生まれた年」について調べよう
お正月にちなんだお題からスタートです!
今年2024年の干支は 辰 で,詳しく言うと「甲辰」であること。これは「こうしん」または「きのえたつ」と読み,草木を司る龍のことなんです。そこから,子どもたちの干支を詳しく調べてみることに。
まずは,十二支の順番を確認。
子,丑,寅,卯,辰,巳,午,未,申,酉,戌,亥
この12の動物に,次の10個の文字(十干・じゅっかん)がくっつきます。
甲,乙,丙,丁,戊,己,庚,辛,壬,癸
それぞれ,
きのえ,きのと,ひのえ,ひのと,つちのえ,つちのと,かのえ,かのと,みずのえ,みずのと
と言い,
木(兄と弟),火(兄と弟),土(兄と弟),金(兄と弟),水(兄と弟)
というように並んでいるとのこと。難しい話でしたが,それぞれ曜日を表す「木,火,土,金,水」を表しているということに,子どもたちは興味を示していました。
そして,1924年が甲子園のできた年で「甲子」であること。それから1年ごとに「乙丑」,「丙寅」,「丁卯」,・・・・・・というように十二支と十干とが順に組み合わさっていくそうで,このことから,自分たちの生まれた年につく十干が何かを調べていきました。
干支を理解し,自分たちの生まれた年につく十干が何かを調べるのはとっても苦労していましたが,例えば1924年,2024年というように一の位に 4 がつけば 甲,5 がつけば 乙,・・・・・・というように,十干は 0~9までの数字と対応していると考えることが “算数” とつながります。難しい内容なのに,保護者も一緒になって最後まで粘り強く考えて理解しようとする姿が見られました。本当に素晴らしかったです!!
本日のテーマ②「帰ってきた!君と私,力を合わせて100点満点!」
やっぱりこれでしょ(笑)。夏休みに大盛り上がりしたあの企画です!
積極的に意見し合う子どもたちに,あらかじめ先生が準備しておいた1,2学期に履修した範囲のテストを個々で解き,次にそれぞれの解答を照合させながら“1つの100点満点の解答用紙”を学年ごとに作り上げるものです。
他学年に勝ちたい!子どもらしい熱量が後押しし,正答率を高めていきます。
今回は最終問題“覆面算”,3年生と5年生になんと同じ問題が!?
ふくめん
+さんすう
ふくめん算
負けられない5年生と俄然燃える3年生の戦いは,ひらめきだけでなく,根気強さとチームワークも鍵となる熱い接戦でした。
夏休みから回数を重ね,シンプルに友だち仲間と算数を楽しめるこの場所,この時間。
子どもたちの声に耳を傾けて寄り添いながら進めてくれる先生との間にも,自然に信頼関係が構築され,そして子どもたちが目の色を変えて取り組む時間に出会えました。
たった2回の冬休み編でしたが,是非また皆さんにお目にかかれますように!
今後の動きにも乞うご期待下さい。(W.S.)