先日の石川テレビの番組審議会で審議対象になった桂文珍さん・仲代達矢さん・市川ぼたんさんの新春対談。
あ、番組審議会というのは自社制作で放送された番組に意見や要望を出して、より良い番組制作をして頂くというもので、法律で義務付けられているもの。
今回は、前述の対談が議題になりました。
その中での話しは、とても考えさせられるものでした。
伝統芸能は、型にはめるところから始まるのだけれど、そこから自分に落とし込んで行くことが大切で、それが自分の型になるという、とても深い話しをしていた。
こうすればこうなる、それを間違えずすれば、それなりの形にはなるのだけれど、それだけじゃオリジナルは出来なくて、自分の色は出ない。
そういうことなんだろうなあ。
お三方は、それぞれの分野で皆さんが知っての通り一流。
それでも最初の頃は、まずしっかりした基本や技術を追いかけて来たはずで、それと並行して自分の色というものを考え続けているのだろうなと。
仲代さんは、80歳を越えた今になっても、まだ完成していないと言っていて今でも進歩を目指している。
写真は、カメラの取り扱いや構図、技術などを学んだり、自分が気に入っている他人の写真を観て、それに近づけようとして行けばそれなりに綺麗な写真は撮れる。
ただ、写真をしている人ならわかると思うけど、それだけでは自分の色は出なくて、いわゆるオリジナルは作れない。
カメラの知識や技術(構図も)は当然だけど大切、でも、すべてではないということ。
他人がどうこうより、まずは自分が納得したものが撮れたのか、自分がイメージしていたことが撮れたのか、そして、今よりもより良いものをと追求し続けて行くことが大切なんだと。
そんなことを再確認させて頂いた番組でした。
何度も言いますが、基本の習得は大切です!
が、皆さんは、それと同時に、自分の色、オリジナルを磨く努力、追求、出来てますか?
さて、先日からHPのギャラリーを少しだけですが、選びやすいようにメニューを増やしました。
ギャラリーのコーナーは5つ。
Documentaryは、東日本大震災と熊本地震の私が継続取材している写真。
Coexistenceは、人が共存する写真。
Portraitは、ポートレート、モデルは皆さんお馴染み、何度かこのブログにも登場する聖羅さん。
Landscapeは、ブログでも一番多く載せている風景写真。
Filmは、フィルムカメラで撮った写真をアップしているインスタグラムです。
新たな写真もアップしています。
お時間がある時に、ゆっくりご覧ください。