阪神大震災から19年、忘れないようにしていること。 | H i Bi no A T O

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風景写真家 高橋智裕のBLOG
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(雪が深々と降り、数十センチの積雪の中、訓練をする自衛隊。)

阪神大震災から19年の年月が経ちました。
犠牲になられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
あれから19年が経ち大きな被害のあった場所はほとんどその痕跡がなくなり、見た目には当時あんな悲惨な災害が起きたことがわからない程になりました。
ただ、町に建物が新しく建ち、町が奇麗に整備されていたとしても、あの震災で大切な人を失った傷は今も遺族それぞれに残っています。
また、新しく出来た商店街でも思うように再建出来ず、震災前よりも悪化している商店街もあります。
"神戸は復興した"そうメディアでは伝えられ、私たちも奇麗な神戸の町並みが戻り、「もう過去のこと」と、思いがちですが、あの日から時間が止まってしまっている人、町に置いて行かれている人がたくさん居ることも忘れてはなりません。
そして、あの震災から気づかされながらそれを生かせなかったことも東日本大震災では露呈しました。これから大きな災害が何処かで起きても露呈した問題を繰り返してしまう可能性は高い。
だからこそ、二度と犠牲者を出さないために、ひとりひとりが思い起こさなければならないと思います。

さて、今日の金沢は朝から市街地でも雪になりました。
街中の道には雪は積もりませんでしたが、少し離れた山間部では、数センチの積雪があります。
雪の降る中、医王山県立自然公園では、数十センチの深雪の中を歩く訓練を自衛隊の皆さんがしていました。
これから週末に掛けて、北陸では雪の予報が出ています。
皆さん、健康管理・安全運転にはじゅうぶんに気を配って良い週末をお過ごし下さい。

(朝から雪が降っている金沢市街地)









(冬の金沢の風物詩。融雪装置。結構な水量が出ていて道はずぶ濡れです。)