6年連続で、京都大学合格の「小さな個人塾」 (うち3名は、医学部医学科合格) (80)
模試
「今日はクラブがあるので塾を休みます」
「今日は模試があるので塾を休みます」
よく聞くセリフだ。
私は気持ちよく返事をするように心掛けている。しかし、学校の決めたクラブ活動、学校の決めた模試。学校の決めたレールの上を走ることだけに専念している子を見ていると
「この子は難関校には合格できないだろうな」
と、思う。
それは、過去に難関校に合格していった子は違うタイプの子たちだったからだ。ある子は、自主的にクラブを引退して担任や友達から非難されていた。ある子は、役に立たない授業は内職や仮病でスキップしていた。
勉強ができない子の頭の中には、学園ドラマのようなイメージがあることが多い。「クラブと勉強の両立」を叫ぶ子が多い。つまり、安物の脚本家の書いた学園生活をなぞっているわけだ。自分というものがない。
模試は、実施している主体の値打ちを上げて見せるため本物よりレベルが高い。
「ウチの予備校は、こんなにレベルが高いのですよ」
と、アピールする必要があるのだ。
そして、採点しているのは学生アルバイトの場合が多い。大学の先生と採点基準が違う。そんな結果を信じて受験校を決定するのは、科学的な判断とはいいがたい。
過去問の正解率が一番信頼できるデータだけれど、どういうわけか落ちる子は予備校や、予備校の講師の書いた参考書や問題集を信用する。もちろん、各予備校は信用を勝ち取るため懸命なので、模試も無用の長物だとは言わない。
ただ、過去に合格していった子は判定がCでもDでも参考程度にして、過去問が解けたら
「受かると思う」
と、チャレンジしていったものだ。
Yahoo 知恵袋、予備校や学校の先生、参考書、模試。私は、そのようなものを信用していない。そのようなスタンスで、英検1級に合格し、京大二次試験で8割を越えた。信用しているのは、ABCのキャスターの使う英語だけだ。
私の指導させてもらった、アメリカの中学校にはクラブ活動という制度は存在しなかった。それで、立派な中学生が育っていた。スポーツがやりたければ、そういう施設はあった。強制するクラブと、それに従順な生徒。この状況は異常だ。
他人の決めたスケジュールが自分に合うのなら、そのままで構わない。しかし、何も考えずに言われたことしかやらない子には、難関校の合格は難しい。
(2)、よく読まれるエッセイ
1位、「文系出身で数Ⅲを指導する、塾講師になるまでにしたこと」
http://storys.jp/story/18218?to=story&referral=profile&context=author_other
2位、「京都大学の英語で8割を越えるための一考察」
http://storys.jp/story/18159?to=story&referral=profile&context=author_other
3位、「A子ちゃんのこと」
http://storys.jp/story/18470?to=story&referral=profile&context
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