「立地」「客層」について色々と書いてきましたが、
そちらに関連して、「ターゲット」について考えます。
ただ、今回は「ターゲット」という言葉そのものではなく、
どのようなお客様を相手にしたいかについてです。
具体的に挙げると…
男性or女性。
若年層or高齢者。
日本人or外国人。
地元民or観光客。
簡単に、分かりやすいものを挙げると、このようなものです。
以前、コーヒー会社に勤めていた時の取引先に、今でも印象に残っているカフェがあります。
・立地は商店街の中
・お客様の平均年齢は60歳くらい(?)
・エスプレッソ系よりも、「ホットブレンドコーヒー」のご注文が多い
・商売繁盛していた
こちらの店主も会社を早期退職されて、年齢も50歳くらいでした。
同年代の方々にコーヒーを振る舞いたいという想いで、
地元の商店街の中に店を構えることを理想としていました。
出店するにあたり色々な要素がある中で、それぞれが「マッチ」していたように感じます。
ただ、違う人であれば、考えは少し変わってくるかもしれません。
やりたいこと、内容については同じだったとしても、店主が20代の方だとします。
同年代、若年層のお客様を相手にしたいと考えているのであれば、
上記のような立地は理想としないかもしれません。
仮に、商売繁盛したとしてもです。
売上最優先で、その他は何でも良いという方であれば、問題ないと思いますが、
少なからず、どのようなお客様に来ていただきたいかという気持ちはあるものです。
当店について、個人的には…
・コーヒー、紅茶が好きな方
・横浜が好きな方
会社的には…
・住宅に関心のある方
・大人の方
お店のコンセプトは、「ショールームの中でカフェとしても営業しています」です。
カフェとしても営業していますが、本業は不動産業です。
それだけを考えると、やはり、住宅に関心のある方であり、
学生さんではなく大人の方にご来店いただくことが理想でもあります。
そうであるため、横浜山手の一等地に出店しているわけです。
「何をやりたいか」の後に、「誰を相手にしたいか」によって、お店の在り方も変わってきます。