カフェを開業しようと思った時に考えるべき101のこと【立地②】 | 車イス生活になった元「横浜山手のカフェのマスター」のカフェ巡り日記

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車イス生活になってから行った「横浜カフェ」の日記を中心に書いていくブログです。
「物理的バリアフリー」「接客的バリアフリー」がどうであったかという視点で書いています。
また、駅からの道順や道路状況、トイレ情報などについても、できる限りまとめていきます。

「良い立地とは」


「成功するか否かは立地で決まる」


一口に「立地」と言っても、「立地」とは何か。


人通りが多ければ良い立地なのか。


もしそうであれば、住宅地は良い立地ではないことになりますし、


駅近くが最高の立地であることになります。


では、住宅地でも人通りが多ければ良いのか。


結局、「お客様」になる可能性が高い人が多くないと意味がないとも言えます。


極端な例を挙げると…


横浜山手周辺の地域は、多くの外国人が住んでいます。


したがって、ハロウィンの日は、1年の中でも最も人通りが多い1日と言えます。


この時の「人通りが多い」は、立地が良いと言えるのでしょうか?


ただ、人通りが多いだけであって、お客様になる可能性のある方は「0」に近いです。


そのようなことも含めて考えると、良い立地とは…


「やりたいこと」と、その立地の「客層」がマッチすることだと考えています。



その後に、不動産、物件の難しさが出てきます。


当店は、全体で「80㎡」の広さがあり、分譲マンションのファミリータイプの広さです。


横浜で一番の高級住宅地であるため、それ相応の高い家賃が発生しています。


「山手町」らしい家賃です。


1人で営業しているお店としては、高い家賃であることが、飲食業の難点になります。


例えば、コーヒースタンドやカフェで、広さが「40㎡」になり、家賃も半分になれば、


成功する確率は高くなると思います。


ただ、「山手町」にはそういった不動産はほぼありません。


では、人を雇うことを考えると…


そのお話は、また改めてにしようと思います。


「家賃」「広さ」という不動産とのマッチも欠かせない要素の1つと言えるでしょう。



1人でお店をやっているのに、やたら広いラーメン屋へ行ったことありませんか?


逆に、いわゆる「激狭」な飲食店へ行ったことはないですか?


やりたいことが明確でも、地域を決めたとしても、100%理想の物件はないと思ったほうが良いです。


大切なことは、その物件にやりたいことを「落とし込む」ことであり、順応させることです。



立地の話から少し脱線した感じもありますが、


「物件探し」「物件選び」についても、改めて書きたいと思います。