今年は、日本プロ野球界にとって、1つの時代が終わったような1年でした
王監督の勇退、清原選手、桑田投手、野茂投手の引退…
一時代を築いた選手達が、ユニフォームを脱ぎました
王監督は、本当に長い間、ダイエー、ソフトバンクホークスの指揮をとってきました。
清原選手、桑田選手は、僕が甲子園を見る前から活躍していた選手です。
野茂投手は、言わずと知れた、メジャーリーガーとしてのパイオニアです。
大リーグへ挑戦して、日本球界へ復帰した選手もいます。
その中で、野茂投手は、日本球界を去ってから、ずっと海外で挑戦し続けていました。
ONほどのスター選手は今後も現れないでしょう。
清原選手ほど、高卒で活躍する選手も、出てこないでしょう。
高卒のバッターで、30本のホームランを打ったわけですから。
器の違いを感じますよね。
今年、超高校級と騒がれながら日本ハムに入団した、中田翔選手は、一軍の出場すらありませんでしたね。
スター選手がユニフォームを脱ぐと、その後のプロ野球が心配です。
ただでさえ、日本で活躍した選手たちが、次々と大リーグへ流出しています。
逆に、野茂投手が残した功績というものが、大きくなってくることが皮肉でもあります。
話はそれますが…
大リーグのチャンピオンズリングを2つ持っているのは、伊良部投手だけです。
そんな中、クライマックスシリーズに疑問を持っているのは、僕だけでしょうか
そもそも、何年か前に、パリーグで激しい優勝争いをしていたのが、事の発端です。
確か、ライオンズ、ホークス、バファローズが僅差で優勝争いをしていたのです。
そのようなことが、2、3年続いたのでしょうか。
それで、パリーグからクライマックスシリーズを導入したわけです。
現在、セリーグでは、ジャイアンツとタイガースが優勝を争っています。
しかし、イマイチ盛り上がっていないと感じるのは、僕だけでしょうか
優勝しても、2位でも、クライマックスシリーズには出場できます。
そこが原因の1つにあると思います。
思い出してみてください。
1994年10月8日を。
ジャイアンツvsドラゴンズの、いわゆる「10.8」です。
ペナントレース最終戦で優勝が決まるという大一番。
槙原→斉藤→桑田という3本柱vs巨人キラー今中。
記録にも、記憶にも残る、本当に国民的行事なゲームでした。
でも、クライマックスシリーズがある限り、このようなゲームはもうありません。
シンプルに考えて、12チーム中6チームに日本一の可能性があるんですよ。
つまり、ペナントレースで負ける確率は、「50%」です。
この数字、どのように考えますか
それでも、僕は、プロ野球ファンであり続けます