裏番組のつぼ ~ 海外発のプロレス番組が悪夢のバッティング!(昭和59年7月) | 高木圭介のマニア道

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~浮世のひまつぶし~

ちょうど40年前の昭和59(1984)年7月23日(月曜)。まだ海外からのプロレス映像が貴重だった時代、テレビ朝日の『スポーツNOW』とテレビ東京スーパーTV』で、悪夢のようなバッティング!


  昭和59年07月23日(月曜)のテレビ欄

インターネット、配信など遠い遠い未来の話。家庭用ビデオデッキだって、まだ持ってない家庭のほうが圧倒的に多かった。そんなわけで、本来ならばプロレスファンを歓喜させるはずの両番組は一期一会、取捨選択の厳しさ を思い知らせてくれたのだった。

テレ東のほうは、この年10月から放送スタートした『世界のプロレス』のパイロット版といった感じで、米国のダラスやミネソタ地区の映像、WWF(現WWE)から ハルク・ホーガンデビッド・シュルツ(この月に新日本プロレスに来日していた)の流血戦を放送。

テレ朝のほう、秋には「ストロング・マシーン」に変身して帰国する新日本プロレスのホープ・平田淳二(嗣嗣)のモヒカン姿のカナダ修行時代や、米国で暮らす キラー・カーン の現地での試合ぶり、家族と過ごす姿などが放送されていた。

ついでによる7時からはフジテレビ女子プロレス中継 もバッティング。この日は デビル雅美 の奮闘ぶりが放送されたようだが、テレ朝の『スポーツNOW』には元デビル軍団の タランチェラ(ワイルド香月)がレポーターとしてに登場するという、これまた珍しいリンクも。