新聞広告シリーズ ~ 東急百貨店吉祥寺店オープンで『セイ!ヤング』公開収録(昭和49年6月) | 高木圭介のマニア道

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~浮世のひまつぶし~

ちょうど半世紀前の昭和49(1974)年6月20日(木曜)。東急百貨店の吉祥寺店(東京都武蔵野市)のオープンを告げる新聞広告。



広告全体を見ても、半世紀前の流行や物価など興味深いのだが、右側にある 文化放送 の人気番組 セイ!ヤング の公開収録の日程表に、ついつい目がいってしまう。

      

公開収録は「セイ!ヤング フェスティバル」と題され、6月21~26日にかけて連日午後3時から屋上の「太陽の広場」や、2階のピロティにて実施されていた模様。

司会は『セイ!ヤング』のDJを務めていた“レモンちゃん”こと 落合恵子下田逸郎谷村新司が担当。司会者が記されていない日も見られるが、おそらくは 文化放送のアナウンサー が駆り出されていたことが予想できる。

気になる演者は ガロかまやつひろしりりィ日暮しケメ(佐藤公彦)、アリスバンバンメロディメーカーミー&ハー岡本正とうめまつりダ・カーポまがじん 、グレープ と、フォークソングやニューミュージック初期の歌手やグループだ。その境界線ってのは、実のところよく分からないんだけど…。

半世紀も前だけに、すでに亡くなった人も多いし、そもそも知らないグループ名もある。とりあえず6月23日の収録は、司会も努めつつアリスの一員としても歌っていた谷村新司 は大変そうだ。

午後3時開始とあれば、さぞや学校帰りの学生などが吉祥寺東急に押しかけていたことだろう。