新聞広告シリーズ ~ 演者の年齢高めな舞台版『はいからさんが通る』(昭和53年4月) | 高木圭介のマニア道

高木圭介のマニア道

~浮世のひまつぶし~

昭和53(1978)年4月。劇団新派 の五月特別公演 はいからさんが通る(新橋演舞場)の新聞広告。



6月3日から放送スタートしたテレビアニメ版(テレビ朝日系)に先がけて、公演の初日は5月4日。演出は 三木のり平 で、音楽が 神津善行 というのも意外だ。

舞台版にて「花の十七歳」である花村紅緒を演じたのは 水谷良重(当時39歳=のちの2代目水谷八重子))で、伊集院少尉役は 片岡孝夫(当時34歳=のちの15代目片岡仁左衛門)。金魚の牛五郎役菅原謙次(当時52歳)で、花乃屋吉次姐さんが 波乃久里子(当時32歳)で、物語後半のキーマン・青江冬星役が“チャコちゃんのお父さん”こと 安井昌二(当時49歳)という配役だ。

のちのアニメ版、映画版、数々のドラマ版、宝塚歌劇版と比べると、かなり 演者の年齢層が高め なのが面白い。一体どういう舞台だったのか? ぜひ観てみたかったものだ。