昭和46(1971)年3月。国民的人気者 ケロヨン と東京12チャンネルの人気者 ベーパック が前面に押し出された 木馬座 の各公演、テレビ番組の新聞広告。
ケロヨンの「ケ~ロヨ~ン」や「バハハ~イ」はあまりに有名だが、ベーパックの決め台詞というか、ほぼ捨て台詞が「シンジャラベー」だったことを、この広告を見てほぼ半世紀ぶりに思い出した。
よくカン違いされがちだが、ケロヨンもベーパックも決して「よい子」ではなく、ケロヨンは お調子者 で、ベーパックに関しては、単なるいたずらっ子というより、かなり悪い奴 だった。それをよい子たちが見て楽しむという構図だ。
創作物などを中心に定期的に流行る「~に処す!」という言い方は、ベーパックに毎度、厳しい罰を与える閻魔大王様みたいなキャラクターが発していたことで脳にインプットされたものだ。
それはともかく広告中央から、やや右寄りに記されている「こどもの日大園遊会」とは、決して 林真理子理事長 や アメフト部や相撲部OB の面々に遊んでもらえるような面白イベントではなく、あくまで「こどもの日 大園遊会」なんだと思う。たぶん。