投書のつぼ ~(再)でも人気が高かった『さすらいの太陽』(昭和55年1月) | 高木圭介のマニア道

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~浮世のひまつぶし~

昭和55(1980)年1月。読売新聞テレビ欄に掲載された 投書 より。  

  

      

川崎市の39歳主婦 が夕方5時30分から日本テレビで(再)されていたアニメ さすらいの太陽 を絶賛する内容なのだが、他にもいろんな角度から絶賛する投書が小中学生を中心に24通! 本放送(昭和46年)から9年後にして、この人気っぷりなのだ。

    

たしかに、このアニメは(再)されるたびに、小学校の教室でも女子を中心に人気が高まり、やがては男子にも波及するというパターンが多かった。大映ドラマチックな展開、昨今の 韓流ドラマ のようにグイグイと引き込んでくるパワーがある。

私的には 矢島正明のナレーション と、この物語の元凶(病院で金持ちの家の子どもと貧乏な家の子どもをすり替える)である青い顔した看護婦・野原道子の怖い声(来宮良子=『演歌の花道』のナレーション等でおなじみ)だけで、もうドキドキワクワクしていたものだ。

    

最近、Amazonプライムビデオ で全26話の配信が始まっており、DVD-BOXを所有しているというのに、ついついまたまた視聴してしまう。

だが、このアニメの核でもあるオープニング主題歌(※1話は流れてた)、そして毎回、陰鬱な内容を番組ラストに浄化してくれるカタルシスウェーブな役割を果たすエンディング曲『心のうた』が配信ではカットされてしまっているのはなぜ???

    

青い顔した野原道子が、秘かに Amazon本社に圧力 をかけているのか? それとも私の動画視聴環境を、どこかの 電話ボックスから操作 しているのか……?

 

  昭和55年1月15日(火曜)のテレビ欄