昭和50(1975)年1月。有楽町の日劇公演の新聞広告。
いしだあゆみショー(2月5日~11日)は、いしだあゆみ のほか、あがた森魚(シンガーソングライター)と 小島三児(元トリオ・スカイライン)が出演という、かなりの異色編成。構成は なかにし礼 で音楽は 服部克久 と、これまたどういう舞台に仕上がっているのか想像もつかない。
この幕間に 青島幸男 主演の映画『告訴せず』(堀川弘通監督)が上映されるというのも、いったい劇場内はどういった雰囲気になっているのだろうか?
一方の 日劇お笑いワイドショー ~金脈・人脈・女脈 (2月12~18日)は、牧伸二、横山ノック、正司敏江・玲児、コント・ラッキー7(ポール牧 & 関武志)らが出演。こちらもにぎやか……いや、悪く言うならば騒々しそうな舞台をイメージしてしまう。
こちらの上映作品は 西郷輝彦 主演の『どてらい男』(古澤憲吾監督)と、これまたお笑いショーの幕間としては不思議な感じ。そもそも、このような舞台劇と映画上映が混合したショー自体を観た経験がないので、その雰囲気が一体どんな感じだったのか?とても気になる。