番宣広告シリーズ ~ 平日夜7時半といえば「クイズグランプリ」(昭和55年9月) | 高木圭介のマニア道

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~浮世のひまつぶし~

昭和55(1980)年9月。これは珍しい老舗の帯番組 クイズグランプリ (フジテレビ)の番宣広告。


  答えは「よこはま・たそがれ」?

放送開始は昭和45(1970)年3月。司会は俳優の 小泉博 で、月曜から金曜までの夜7時30分から放送されていた15分番組。これを楽しみにチャンネルを合わせていたという記憶はなく、夜7時からフジテレビの番組を観ていて、続く7時30分から、とくに視聴したい番組がない場合など、チャンネルを回さずに放置してあると、そのままダラダラと夕飯を食べつつの 惰性 で、この後に始まる『スター千一夜』とセットで観ていた感じ。


  昭和55年9月26日(金曜)のテレビ欄

この年末をもって10年の歴史にピリオドを打つことになる『クイズグランプリ』の番宣広告が、何故この時期になって唐突に打たれたのかは謎だ。世は 漫才ブーム とあって、昭和56(1981)年1月からスタートした後番組は クイズ漫才グランプリ というもの。

クイズ漫才グランプリは、わずか半年で終了したが、それまで関東圏の小学生にとって、プロ野球中継が雨で中止になった時など、雨傘番組に出てきては 阪神の小林繁投手のモノマネ を披露する人 というイメージだった 明石家さんま がピンの司会者として登場したことが印象に残っている。今からすると、老舗の正統派クイズ番組『クイズグランプリ』の終了は、ちょうど時代の変わり目だった気がする。