番宣広告シリーズ ~『チャンネル泥棒!快感ギャグ番組!空飛ぶモンティ・パイソン』昭和51年 | 高木圭介のマニア道

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~浮世のひまつぶし~

昭和51年4月、東京12チャンネルの新番組 チャンネル泥棒!快感ギャグ番組!空飛ぶモンティ・パイソン (金曜夜10時)の番宣広告。



「イギリス、アメリカ、カナダで爆発的人気番組、日本に上陸!!」

「爆笑コント、痛烈な風刺、ブラックユーモア… 一週間のストレスが完全に解消!」

などのコピーの通り、英国産の人気コメディ番組が、本国から7年のタイムラグで日本上陸。放送は東京12チャンネル。当時、人気が高かった うわさのチャンネル (日本テレビ)や 必殺シリーズ (NETテレビ=この時は必殺仕業人)の裏番組だった。


 昭和51年4月9日 (金曜)のテレビ欄

この放送は英国産のフィルムだけでなく、日本独自のパートがかなり混入されているのが特長。広告にある通り、前田美波里、立木リサ、天地総子、今野雄二、イデ隊員こと 二瓶正也チャンバラトリオタモリ一義 (タモリ)らが出演し、コントやトークを繰り広げている。

この番組をもって、「タモリ」なる出自も風貌も怪しい謎多きタレントを初めて目撃した人は多いはず。当時、小学校1年生の私にとって、夜10時からの番組など、ほぼ視聴してはならない「深夜番組」と一緒。たまたま何かの拍子に、アイパッチ姿のタモリ の姿をチラ見してしまった時に、「見てはいけない大人の世界」をのぞいてしまったような気分になったものだ。

ここから6年後には 笑っていいとも! にて、日本全国の「お昼の顔」になりつつ、国民的人気タレントになっているのだから世の中わからないものだ。

しかし、チャンバラトリオの芸風とシニカルな英国産コメディって、すごく相性が悪そうなモンだが、当時の視聴者はどう感じていたのだろうか?