番宣広告シリーズ ~ 『チックタックのフライマン』 (昭和42年4月) | 高木圭介のマニア道

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~浮世のひまつぶし~

昭和42年4月から日本テレビ系で放送されていた米国産コメディドラマ 『チックタックのフライマン』 の番宣広告。



原題は 『Mr.Terrific』 。当時、大人気だった漫才師 晴乃チック・タック を吹き替えに起用したことから、このような邦題になった。特撮人形劇 『宇宙船XL-5』 が途中から谷啓をナレーターに起用し 『谷啓の宇宙冒険』 (昭和38年)となり、『スティングレイ 海底大戦争』 が同じく途中からトニー谷がナレーターとなり 『トニーの海底大戦争』 (昭和39年)に改題されたようなもんか。こちらは放送1回目から「チックタックの~」と潔い。

当時の資料を読むと、冠番組だけあって、劇中にも 「いいじゃなぁい」「どったの?」 とチックタックの漫才でおなじみのセリフがかなり挿入されているらしい。

内容は、一粒飲めば、空を飛び、水中に潜ることも可能になるという薬を手に入れた臆病者の主人公が、その薬とともに大活躍(?)するといったSFコメディのようだ。1980年代に放送されていた 『アメリカン・ヒーロー』 みたいな感じだろうか?


 昭和42年4月7日 (金曜) の夕刊テレビ欄

この時期の米国産ドラマは(再)の機会も多く、生まれる前の作品でも観たことがあるものが多いのだが、このドラマに関しては完全に未見。カラー作品で、30分物だけに(再)もしやすかったはずだが、やっぱり2年後にはコンビ解散してしまった「チックタックの~」という冠こそが、(再)の機会を失わせてしまったのだろうか?