ぶらりと入ったコンビニの幼児向け玩具コーナーに 「花火やイルミがSNS映えになる不思議なメガネ!」 なる商品を見つけて、なんのことだかサッパリ分からないので、とりあえず買ってしまった。200円也!
正式な商品名は 不思議メガネ(スター) 。愛知県岡崎市にある ㈱稲垣屋 なるメーカーの商品だ。
フレームは厚紙。しかし「子どもだまし」なんて馬鹿にしてはいけない。このメガネをかけて夜景を見るや、照明やら満月など「光るモノ」が、すべて星型に見えてしまうイリュージョン! どういう原理かは知らないけど…。
わかりやすく説明すると、目にした風景がすべて、映画 『トラック野郎シリーズ』 にて、主役の一番星こと 星桃次郎 (菅原文太)が、毎度しょーもない状況で歴代のマドンナたちと初対面するシーンと化してしまうのだ。
あの東映特撮の粋を集めた…というか、現代ハリウッドのCG技術を集結させても、なお不可能と思われる、あの名物シーンがわずか200円也で再現されてしまうのだから、お安いものだ。
このメガメをスマホの前に置きつつ撮影すると、単なる夜景がキラキラと星だらけになる。
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2020年現在の幼児のみなさんに、トラック野郎人気が再燃しているか? は知らぬ。だが、この商品を、流行りの炭治郎ならぬ 「桃次郎メガネ」 として販売すれば、バカ売れ間違いなしだ。
名曲 『一番星ブルース』 (by 菅原文太&愛川欽也)を口ずさみながら夜道を散歩するには最適なアイテム。しかし幼児はいいけれど、中年男性がこんなメガネを着けて夜道を散歩していたら 職質必至 だ…。せめて100円ショップで売られる老眼鏡程度のグレードでいいから、プラスチック製の 『不思議メガネ(大人向け)』 も発売して欲しいものだ。