映画広告シリーズ ~『帰って来た極道』と『温泉あんま芸者』の東映二本立て(昭和43年6月) | 高木圭介のマニア道

高木圭介のマニア道

~浮世のひまつぶし~

昭和43年6月、みごとそろったおとこの好番組 帰って来た極道 (山下耕作監督)と 温泉あんま芸者 (石井輝男監督)の東映二本立て新聞広告。



若山富三郎主演の~極道は、シリーズ2作目にして 「今度はバズーカ砲と装甲車で大暴れ!」 と、もはや国家転覆テロレベル。橘ますみ主演、温泉あんま芸者の 「てんやわんやの10大セクシー事件」 は細かな文字で、その詳細が広告内に記されている無駄な懇切丁寧ぶりが素敵だ。

広告下部には夏の怪談週間に向けて 『怪談蛇女』 『怪猫呪いの沼』 の文字が。

たった一枚の広告内に、極道・バズーカ砲・装甲車・あんま芸者・野球拳・ストリップ・ジャングル風呂・ヌードラグビー・処女再生・ブルーフィルム・蛇女・怪猫・呪いの沼 …などなど、男子が好きそうな数々のパワーワードが散りばめられるキセキ。これぞ東映版 最強の世界 だ!