940年3月25日(天慶3年2月14日)に平将門の乱を起こし関東を支配下にしていた平将門が従兄弟の平貞盛に討たれて戦死しました。
平将門は平氏の姓を授けられた高望王の三男平良将の子として生まれました。
桓武天皇から数えて5代になります。
平将門を討った従兄弟の平貞盛の子孫に平忠盛や平清盛がいます。
下総国、常陸国に広がった平氏一族の抗争から、やがては関東諸国を巻き込む争いへと進みます。
その際に国府を襲撃して印鑰を奪い、京都の朝廷 朱雀天皇に対抗して新皇を自称し、東国の独立を標榜したことによって、遂には朝敵にとなります。
瀬戸内海では藤原純友も反乱を起こしていて承平天慶の乱と言われるものです。
しかし即位後わずか2か月たらずで藤原秀郷、従兄弟の平貞盛らにより討伐されました。
死後は御首神社、築土神社、神田明神、国王神社などに祀られています。
平将門の乱はいままでの貴族による支配から武士の発生を示し、合戦においては所領から産出される豊富な馬を利用して騎馬隊を駆使し、反りを持った最初の日本刀を作らせたとも言われています。
平将門は朝敵でありながらも英雄でした。
平将門や足利尊氏などのように権力に屈せず、時代を動かそうとする人物には魅力を感じます。
平将門の関連書籍
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