
1月レッスンスケジュール
「茶室を作りたい」
本格的に先生に相談したのは
5月だったと思います。
それまでも
リフォームしたいな~
とは話していましたが、
本格的に秋に工事をしたい。
そのために、
先生に炉を切る場所とか
アドバイスいただきたい。
そう思って、コロナでお稽古がお休みの中、
母とともに来ていただき、見てもらいました。
一通り相談も終わり、
一服お出ししたときに
「貴恵ちゃん、
もう稽古じまいしたいんや」
へ?????
ご主人が近年体を悪くされて
入退院を繰り返しておられました。
そして、コロナでお稽古がお休み。
そこで、先生は決心されたそうです。
元気なうちに次に引継ぎたい
と。
訳が分からず、
茶室を作ると決めたことを後悔しました
茶室なんか作ったから、先生辞めちゃうんだ。
と。
でも、先生の性格もわかっていますから、
冷静に考えると納得しました。
他のお稽古場は、
先生がお亡くなりになって
路頭に迷われています。
結果、お稽古をやめる方も多い。
そんな中、私の先生は
「元気なうちに勇退する」
ことで、
社中の次を考えて下さっている。
笑いの耐えない、
本当に楽しみと癒しの場だった
お稽古場をされていた、
先生だからこその思いでした。
茶室開きのあと、先生とお話しした際、
「あんたには、
迷惑やしんどい思いさせるけどなぁ(笑)」
笑いごとちゃいますって
「でもな、
お茶屋の娘やのに何にも知らんあんたを、
ゼロから教えて、
そしたら、
準教授取るだけやなくて、
茶室まで作って、
こんな素晴らしい茶会を
してくれて。
私は誇りに思てるんや。」
涙出ました。
弟子冥利につきます。
思わぬ展開に心がついていかなかったり、
この先のプレッシャーに
押し潰されそうですが、
こんなことでもないと私も甘えてばかり。
まだまだ経験不足だけれど、
先生から追い立てられて、
次のステージに移れるのだと思います。
お稽古の場はある。
引き続きお茶を楽しみたいという社中もいる。
新たに習いたいという人もいる。
まだまだ力不足ですが、
皆さんに育ててもらおうと思っています。
先生も、まだお元気でいらっしゃる。
相談もできますし、
何なら出稽古などわがまま言えるかな
先生が、初めて人に教えたのが
50歳だそうです。
私はまだ45歳だけれど、
その時が来た。
そう割り切って、
2022年から
裏千家茶道教室スタートです