11/21 国分寺フィル第61回定期 | takacciの「見た・観た・聴いた・読んだ」

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音楽に関すること、観たこと、読んだことへの感想などを書いていきます。(文中敬称略) 2019年4月より別サイトで掲載していた写真の記事も同居させましたが、20年7月に元に戻しました。

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日時: 2021年11月21日14時

場所: なかのZERO大ホール

曲目: こうもり序曲、マスネ組曲第4番「絵のような風景」、ブラームス1

指揮: 佐川聖二

 

これまでの演奏会の記録をウェブで見ると大概の開催地は多摩地区でこちらからは遠く、たまたま今回中野という私の行動範囲内での開催だったから聴きに行くことが出来た。1987年に20名ほどの地元・近傍の愛好家により結成され、現在は団員数約60とのこと。

 

こうもりはゆっくり目のテンポでしっかりした演奏、マスネはタイスの瞑想曲しか聞いたことがなくて、勝手にこれは静かな小品集なのだろうと

決めつけて聴いていたのだが、これが結構交響的、劇的な展開で終わりびっくりした。しかし両曲ともしっかりした演奏で、ブラームスにも期待が高まってメインステージとなった。最近この曲を何回か他のアマオケで聴いたがいずれも大苦戦の演奏だった、という経緯があり、この楽団はどうなのだろう、と興味津々だったのである。

 

しかしながら今回も曲が進むにつれ段々と苦戦の度が高まりきつそうだった。一つの長ーいメロディーを色々な楽器が入れ代わり立ち代わり参入、退出して紡いでいくやり方はブラームスの定番かと思うが、テンポについて行くのが精一杯。追い付かず入るタイミングが合わないとメロディーラインが崩れ、タイミングが合わない部分は響きが濁る。

やはりプログラムにも書かれているように、コロナのため思うように練習できなかったのが原因のようだ。コロナ前のアマオケによる大曲への挑戦は割りと高い確率で「えっ、ここまで出来ちゃうの!?」とびっくりしてしまう結果が殆どだったのを考えると、やはりこの分野での「コロナ被害」も爪痕が深いと言わざるを得ない。