マチネはホリプロミュージカル【ジキル・アンド・ハイド】を。

ソワレはセイレンミュージカルプロジェクトの【リーガリー・ブロンド】を。

この記事はソワレのLegally Blondeの内容を。
早稲田のミュージカルサークル、セイレンミュージカルプロジェクトの公演を観るのは、昨年末のThe Wedding Singer以来二度目。
どこの公演だったか忘れたけど、たまたまフライヤーが入ってるのを見付け、ちょっと話の種に観に行ってみるか…と行ってみたら、これがなかなかハイクオリティなステージを見せて貰えたので、次回公演情報をチェックして再度観に来た感じです。
今回の作品は、Legally Blonde。
映画【キューティー・ブロンド】(原題:Legally Blonde)の舞台化作品【Legally Blonde The Musical】の上演権を購入しての上演らしいです。
この作品、日本では過去に上演はあったのかなぁ?
英語版ウィキペディアのLegally Blonde(Musical)のページ内の上演記録には、翻訳上演どころかツアーの記録すらないんだよね。
初めての国内上演がノンプロだったらそれは凄い。
劇場は中野区にあるザ・ポケットと言う小劇場。
昔、小劇団のストプレを観に通った中野ポケットスクエアのうちの一つですが、訪れるのは実に6年振り。
前回同様、小さなパンフレットが配られます。

当日のキャスト。ノンプロなのでボカしてみた(笑)

客層のほとんどは大学生、父兄、恩師といった類の層ですが、自由席で良席を押さえるのも困難な客入り。
キューティーブロンド自体を観た事がなかったので、これを機に観てみようとTSUTAYAでDVDを借りたのに結局観ないまま当日を迎えるという、お約束の展開。
まぁ、予習なんてしなくても、ストーリーもわかり易く、とにかく賑やかでハッピーな作品だったので全然問題なし。
元々黒髪民族な日本はもちろんの事、天然のブロンドは案外少ない欧米でも、金髪ってだけで《バカ》だって思われる、という前提のお話で、金髪だからって理由だけで彼氏に振られて、見返す為に猛勉強して彼と同じ法科大学に入るも、あまりに別世界で浮きまくる。
でも努力して努力して、色々な面で固定観念を覆し、見た目で人を判断する事を否定し、弁護士のインターンとして(今回の翻訳では、Legally Blonde=金髪弁護士と言う表現になってる)他の誰もが思い付かなかった独創的な着眼点から難解な弁護を成功させ、彼を見返して、ついでに新しい恋も手に入れる、って感じの内容。
作品は初めて観るのに、ところどころ聴いた事があるメロディが出てきて、あれ?と思う事もありましたが、あれはなんだったんだろう?
舞台所狭し(実際狭いが)と踊るダンス、小規模な公演ならではのウィットに富んだ翻訳(あまり注目される公演では出来ないグレーなネタ回しなどw)、上手下手よりも伸び伸び歌ってる歌声。
プロに比べたらそれは粗は目立つけど、これだけ見てればわからない位の完成度ではあるし、何より若い熱量が見てて気持ちいい舞台でした。
この暫く、学内公演などが続くみたいですが、また一般向けの公演があった時には観に行ってみようかなと思います。
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