
同作品は今期6回目、前期東京公演と併せて通算9回目の鑑賞となりました。
千秋楽と言えばこの掲示。

実際は若干の空席があったとか、そういう事は言ってはいけません(何)
千秋楽と言う事で、エントランスで何かを頂けました。

中身はMAMMA MIA!の刻印(カッティングシートかな?)が施されたルミカライトで、当日は多くの人がこのルミカライトと、持参或いは劇場購入のルミカライトの二本振りをした様ですが、実はこれ中身を見ずにバッグに入れてしまい、中身がルミカライトとは知らずに当日買ったルミカライト(初オレンジ)一本振りをしてしまったオレなのでした。
キャストボード。

前回鑑賞(3月18日)からの役付きのチェンジは以下の通り。
ドナ:江畑晶慧さん→樋口麻美さん
ロージー:鈴木釉佳之さん→佐和由梨さん
スカイ:田邊真也さん→鈴木涼太さん
アリ:安宅小百合さん→朴悠那さん
佐和ロージーのみ(役として)初見ですが、これだけの回数を観て、この期に及んで更に初見キャストに当たるとは思いませんでした。
座席は当初、1階13列(12列)下手ブロックでしたが、突然手元に舞い込んできたチケットのお陰で、1階4列(3列)ドセンという、当日2階席から観ていた四季仲間達から盛大なブーイングを喰らう様な良席で鑑賞出来ました。
また、偶然隣席の方がオレの事を一方的に知っていた様で突然声を掛けられてビックリしたものの、記事を読んで頂いている方に声を掛けられるというのも、有り難い話ですね。
千秋楽だからと言って特別力が入らない四季の舞台、いつも通り幕が開きいつも通り進行していきます。
んだば、雑感
初見の佐和ロージー。
程度の違いはあれど、周りから聞く感想はどれもイマイチ…。
歌声が合わない…とか、キャラそのものが…とか、色々聞きますが。
佐和さんの歌声って柔らかい感じがするので、芯がある歌声の役者さんがやった後を継ぐとどうしても劣ってしまうな…と言う感じは確かにします。
(特にロージーは前回鑑賞時が釉佳之さんだったし…)
あと、これは多分髪型のせいだとは思うんだけど、これまでに観てきたロージー(青山さん、出雲さん、釉佳之さん)と比べて、佐和さんのロージーは一人だけビジュアルのイメージが大きく異なる…違和感はだいぶありますね。
久し振りに(と言っても3ヶ月振りだけど…)観た樋口ドナ。
ますます若々しいですね。
江畑ドナの声があれだけハスキーなので、余計にそう感じるのかな?
ただ、ところどころで、おかしいな?本調子じゃないのかな?と感じるところがあったかな、と言う気がします。
やっぱり一度喉を痛めちゃうと、完全にと言うワケにはいかないんだろうか。
涼太スカイ、以前ほどではないにしても、やっぱり籠もり気味な台詞が気になるなぁ…見た目は若々しくてとても40には見えないんだけど…笑
オープニングでソフィが送った招待状…一体どこでダディーズの住所を調べたのか…まさかドナの日記に書いてあるワケないだろうし。
特に人生の半分をリュックサック一つで生活してる流離の旅人であるビルの許に無事招待状が着いたのは奇跡に近いんじゃないのか…
……と以前から考えつつ、いやいや…そこを突っ込んだら負けだ!と思っていたのですが…
千秋楽だし、負けでもいっかぁ~と言う事で、ついでにもう一つ。
ベッドメイクしてくれる機械があっても、後をついて回ってベッドメイクし直す様な(ソフィ談)性格をしてるドナが、この三ヶ月もの間に一度もホテルの予約台帳の確認をしなかったのかーーーい!
気付けよーーーー!
みたいな、ね(笑)
まぁ、オンラインやEメールがITだかETだかわからないドナは、オンラインで入ってきた予約の管理をソフィに任せていたと仮定して、ソフィが招待状にドナの目が届かないオンラインリザーブに誘導する文章を挿入したのかも知れないが…。
やっぱり、この辺はツッコミを入れちゃ負けですね(笑)
Chiquititaのシーン、ここは前回の鑑賞時に(おや?)と思ったんですけど、Tシャツに書かれた文字『結婚とは』『人生の墓場なり』を表現する時に、『結婚とは』を表現するターニャが右→左(右書き)で表現していて、横文字なのに右書きって変だな~と思ってたんですが、今回はロージーと同じく左→右(左書き)でした。
前回の右書きはNGだったのかな?
そして、ダイナモスのポスターをドナが破いた時、発見してしまった。
ターニャが、破れたポスターを手に小声で色々演技してるんですよ。
(あ…ちょっと…!あー…もう!)みたいな感じ。前方の席で良く聞いてると聞こえてきます(笑)
察するに、若い頃の自分達に一番未練があるのはターニャなんじゃないかなー、とか思ったりするわけです。
ドナ⇒そんなものもう見たくもない!
ロージー⇒懐かしい!
ターニャ⇒未練あり
あの頃の私達本当に若かった…とかしんみり言ってるし、今夜のパーティーで一曲やろうよ!と提案するのもターニャだし。
ダンシングクイーン、ドナが再登場する時の客席の拍手はさすが千秋楽!
もう客席もノリノリでした。
Lay All Your Love on Meのシーンのスカイ。
結婚って自由が無くなる事だと思ってるの?に対する反応の演技って、やっぱり田邊スカイの演技が一番面白いなーと感じます。
Voulez-Vouzのシーンは最近、スポットを浴びてるダディーズ(サム⇒ハリー)ではなく、ターニャの動向が気になる。
ハリーにキスを迫って振られたかと思ったら、ペッパーと宜しくやっちゃってる。
前回、ペッパーとターニャの絡みは、ペッパーがターニャの胸に顔を突っ込んでる部分しか見えなかったんだけど、実際は尻に顔を突っ込んで⇒胸に顔を突っ込んで⇒更に尻に顔を突っ込んで⇒んでターニャもペッパーに脚を掛けちゃってる…それはペッパーも、夕べの続きを催促したくなるってもんですな。
ドナとダディーズとの関係について。
ドナがサムに対しても、ハリーに対しても投げ掛けているのに、ビルに対してだけ投げかけていない台詞があるんですよね。
『あなた、何を期待してるの?』と言う台詞。
その台詞に対してサムは増築のアイディアを、ハリーは昔のままのドナを、とまぁそれぞれの性格を反映したかの様な台詞を言うけど、ビルに関してはこの下りが無いんですよね。
何故だ。←サムの台詞。
これが、本当のソフィの父親は実はビルなんじゃないか?と言う意見を持つ人が少なくない理由に繋がってるのかなぁ?どうなんだろう?
Does Your Mother Knowのシーン、ビルが釣り逃した魚の大きさを表現するロージー…どのロージーもみんな結構大袈裟に表現するけど、佐和ロージーはちょっと大袈裟すぎないかい?(笑)
何の魚を釣り逃したのかは知らないけど(フライに出来る種類の魚?)、他のロージーの表現は、まぁご立派な魚!レベルの大きさなのに、佐和ロージーの表現はもはやデカ過ぎて美味しそうな魚には見えない!
Knowing Me,Knowing Youでは、いつもきっちり涙を流してみせる岡本ソフィがちょっと不調だったのか、真っ赤な顔をしてはいたものの、涙の出が少し足りなかった印象…いつもみたいに、つー…って頬を流れたようには見えなかったなぁ。
Slipping Through My Fingers。
前回は♪それなのにこの手をすり抜ける~…の部分で、普段は流さない涙を流してしまった岡本ソフィ。
今回は涙を流しはしなかったけど、目に涙が溜まってるのがわかりました。
あのシーンのソフィ、本来は泣かないよね?
それどころか、樋口ドナまで『本当に綺麗よ』の台詞を少し詰まらせてしまいました。
その樋口ドナ、The Winner Take It Allを歌ってる最中の鼻をすする音がやけにリアル、と言うか歌声に負けない位の大きさでマイクに乗っちゃうくらいズズッてやってたので、樋口さんも実は泣きそうだったのかなぁ~なんて。
それから、この曲ちょっと高音の音程や曲全体のリズムをハズし気味だったよね。
特にリズムのモタ付きは凄く耳に付いた。
何度も帳尻あわせをしてたもん。
Take a Chance On Me
佐和ロージーのテイク・ア・チャンスは少し独特だね。
ハニーあたし…フリー!にやけに力が入ってるし、このチャンスどう?もメロディーを変えちゃってるし、今とてもあなたが欲しい…の部分は他のどのロージーよりもがっついてるし。
それから、結婚式が始まる時にビルがさりげなくロージーを小突いてるんだね、それでロージーが抜け殻みたいに崩れ落ちる、と言う流れになるんだって今更知った。
結婚式でのハリーのがゲイ(バイ?)を告白するシーン。
これまで、ドナを初めて愛した女性で最後に愛した女性でもある、と言う台詞に、ハリーって恋少なき男なんだなー…と思ってたけど、そうじゃなくて、それ以外に愛したのは女性じゃなくて男性だった、と言う意味なのかなー、と今更思ったり。
I Do,I Do,I Do,I Do,I Do,
ドナがアイドゥ!と叫んだあと、周りの参列者達は一斉に男女ペアになってペアダンスを踊るじゃないですか。
今回初めて知ったんだけど、その時に一人、男性とペアを組み損ねて余っちゃう女性がいるんだね(笑)
矢野さん!!!!
↑上から下までオレンジの衣装の方
矢野さんと言えば、マンマではマネマネの時の本気の顔芸の印象が強いんだけど、ここでもあんな美味しい役を…笑。
んでどうしたかと言うと、神父さんに向かって思いっきり色目を使って誘ってる!
その時も表情豊かな顔が…笑
矢野さんの顔芸が好きな身として、最後の最後にこれに気付けて本当に良かった(笑)
カーテンコール。
もうダンシングクイーンが始まる前から、1階席から3階席までを埋め尽くす様々な色のルミカライトが綺麗でした。
これは前の方の席から振り返らないとわからない光景だったかもね。
後ろの方の席だと、上階や下階は見えないもんね。
そして千秋楽の挨拶はドナ役の樋口さん。
-本日は、マンマ・ミーア!東京公演千秋楽にご来場下さいまして誠にありがとうございます。
昨年12月に開幕したこの公演には、延べ10万人のお客様にお越しいただきました。
皆様お一人お一人の暖かい拍手が、私達の原動力になりました。
出演者、スタッフ一同、心より御礼申し上げます。
いつかまた、このマンマ・ミーア!で皆様にお会い出来る事、心より願っております。
これからも劇団四季をご支援の程、宜しくお願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました!-
この挨拶を挟んでカーテンコールは合計12回。
ドナ一人、ドナとソフィの親子、ダイナモス&ダディーズなど、沢山のパターンを見せてくれましたが、一番面白かったのは、ターニャがスカイを連れ去っちゃって、残されたソフィが呆然としてたパターン。
↑袖に入る前にターニャが振り返って、あなたもいらっしゃいよ!とばかりに手招きをしたので、事なきを得た様です(笑)
あと客席から『あさみちゃーーーん!』と叫ぶ声がすっごくよく聞こえたのは笑った。
樋口さんもついには、どこにいるのかな~?ってジェスチャーをしてたしね。
マンマの次回公演地が発表されなかったので、今後のマンマの公演は未定なんだろうな。
近々では、北海道、京都でやってるので、あるとしたらBB明けの名古屋とかかなア?
素晴らしい公演でした。
また、千秋楽と言う事で多くの四季友達が集結してたのもあり、久し振りに会う人も含めて色々な人と会えたのも良かった。
またいつか観たい作品です。
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