
ミュージカル・ミーツ・シンフォニー来場者限定の電話予約枠で購入したチケットは、下手端ではあったものの、前から4列目。
目の前にスピーカーがあり、音的には迫力満点(心配した音割れもありませんでした)でしたが、いかんせん座席が全て正面を向いている構造の為、首は常に45°で鑑賞…。
ただ、濱田さんは歌唱中に下手側に来る事が比較的多く、間近に見る事が出来ました。
プログラムも購入。

以下、ネタバレになりますのでご了承ください。
◇Viva/カルメン
幕が開いてまず歌われたのは、カルメンの『Viva』
6月に、ワイルドホーンメロディーズという、濱田さんも出演するミュージカルコンサートに行きますが、このカルメンもフランク・ワイルドホーン氏の作曲の作品なんだとか。
今回のテーマはRougeという事で“赤”に拘った選曲の様です。
一曲歌っただけで喉カラカラになって水を飲みに行ってしまったりなど、相変わらずトーク中の可愛らしさは歌ってる時の力強さと凄いギャップです(笑)
◇オール・ザット・ジャズ/シカゴ
メドレーで歌われたナンバー。こちらは作品自体知らないので残念でした。
◇ドリームガールズ/ドリームガールズ
同じくメドレーにて。こちらも知らない作品でしたが、とてもノリが良く楽しげなナンバー。今年、シアターオーブにドリームガールズ来日公演が来るので観に行こうと思います。
◇Every Story is a Love Story~Fortune Favors the Brave/アイーダ
プログラムを観て思わずテンションがあがった、念願の濱田アイーダ!
まぁ…まさか、『愛の物語』~『勝利ほほえむ』という、アムネリスパートを歌うとは思ってもみませんでしたけど(^-^;)
四季のソンダン魂で、同じくアイーダ役を持つ井上智恵さんがアムネリスパートを歌ってて意外に似合っていたけど、濱田さんのアムネリスもなかなか迫力あってGoodでした。
欲を言えば、ローブのダンスや星のさだめを聴いてみたかったけど、アイーダパートは1人で歌える曲って本当に限られちゃうから難しいんだろうね…(^-^;)
そう言えば、一人で歌うのにラダメスパートはどうするんだろう?と思ってましたが、メドレーと言う事でうまくラダメスパート直前で次の曲に行きました。
◇Practically Perfect/メリー・ポピンズ
激しいアイーダナンバーから一転、急にコミカルな曲調になりましたねー。
メリーポピンズと言えば、チムチムチェリーとスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスが有名だけど、この曲は初めて聴いたなぁ。ここでメドレーはおしまい。
◇Stars and the Moon / Songs for a New World
これはボニクラの次位にやってた作品かな?
全編歌で~と言うという説明にストーリー性が見えなかったか何かで、イマイチしっくり来なくて見送ったんだよな。
◇あんな人が/ジキル&ハイド
好きなナンバー!やや歌詞を間違えたかな?(笑)
でも、濱田さんしっかりルーシーになって歌ってました(濱田さん曰く、隣に石丸さんのジキルが見えたそうな)
しかし、1stコンサートの時もそうだったんだけど、コンサートでのアレンジは劇中Verよりも随分とスローなので、頭の中で流れる劇中Verのテンポとズレてしまい、なんだかとてももどかしい気持ちになりました。
◇死ぬのもそれほど悪くない/ボニー&クライド
美しい曲だとは思うけど、自分的にはボニクラと言えばどうしても、世界は二人を忘れないのイメージが強く、他の曲の印象があまり残ってないんですよね。
◇マッドハッター/アリス・イン・ワンダーランド
前のボニクラとは正反対な曲調のナンバー。
前回のコンサートで聴いて、あまりにオレが抱くミュージカルのイメージから逸れた曲調に、これは無いな…と思って観に行かなかったアリス…楽しい作品だったらしいけどね…歌は迫力満点でした。
◇One Short Day(Wicked)~Circle of Life(Lion King)~Dancing Queen(Mamma Mia)
バンド紹介の後、濱田さんが退場すると、残ったバンドにより演奏されたナンバーがこれまた豪華!
全て濱田さんがヒロインを演じた四季作品のナンバーです。
この演奏の終了と同時に、衣装を白基調のパンツスーツから真紅のドレスに着替えた濱田さんが再登場。
髪をアップにして雰囲気がガラリと変わります。
◇Buenos Aires~A New Argentina~Don't Cry for Me Argentina / エビータ
続いてはエビータから『ブエノスアイレス』『ニューアルゼンティーナ』『共にいてアルゼンティーナ』の三曲。
ブエノスアイレスは英語、ニューアルゼンティーナは演奏のみ、共にいてアルゼンティーナは日本語詞でしたが、四季の歌詞とは当然と言うか違う歌詞でした。
エビータの楽曲は濱田さんから見ても凄く難しい楽曲だそうで、エビータ役者達がどうやって稽古してるのか不思議な程だそうです。
そして、いつか挑戦してみたくてコンサートに入れてしまったそうな。
◇Don't Rain on My Parade / ファニーガール
初めて聞く作品の初めて聴くナンバーでした。
恐ろしく前向きなナンバーでした。前向き過ぎる程(笑)
◇This Love /アンジェラ・アキ(日替わり曲)
続いて歌われたのは日替わり曲。公式には“日替わりならぬ回替わり曲”と謳われていたけど、濱田さんが自分で“日替わり曲”って言っちゃったんだから日替わり曲でいいと思います(笑)
日替わりは、ミュージカルナンバーではなく、普段歌わないタイプの歌を歌うと言う事で、ちょっと期待外れかな。
ミュージカルナンバーを聞きたかったな。
◇オン・マイ・オウン~夢破れて /レ・ミゼラブル
昨年からの映画も好調、舞台も新演出版が開幕、誠に遺憾ながら(笑)某歌手の復帰作としてカバーも発表され、今最も旬なのがレ・ミゼラブルではないでしょうか。
オープニングや、民衆の歌の間奏も加えられ雰囲気たっぷりに歌われました。
◇No Day But Today/RENT
何か別の曲をソロで歌えるようにアレンジした…と言ってましたが、RENTは観た事ないのでわかりませんでした。
◇彼こそ奇跡/シラノ
先述のマッドハッター/アリス・イン・ワンダーランドとは逆パターン。この曲を1stコンサートで聴いてシラノを観に行こうと決めました。
この曲も好きだけど、シラノではクリスチャンとロクサーヌによる『これが恋』も好きです。
アレンジなのかな、最後の♪ひ~か~り~が~の所に不思議なタメがあった様に感じました。あそこはタメずにストレートに歌って欲しかったなぁ。
以上で、プログラムに掲載されてるナンバーは終了。
今回は“赤”に拘ったとMCでも言っていたので、赤とは真逆な“緑”のあの曲は、今回は無しかなぁ~なんて思いましたが、アンコールでその曲のイントロが!
みんな待っていたんでしょうね。
それまでは拍手だけだった客席から歓声が飛びました。
《アンコール》
◇Defying Gravity/wicked
素晴らしかったね!
エルフィーの台詞の所で、少し不自然な間を感じた(オケの尺がやけに余っていた)ので、ひょっとして台詞抜けたかな?と思ったけど、そんなのは帳消しです。
ウィキッドを観た事がない(やっとこの夏に観れる!!)オレでも、濱田さんの生歌でDGを聴くのもこれで3度目、初めて聴いた1stコンサートの時の様な衝撃や感動こそ得られなかったものの、これはやっぱり聴きたいよね。
そして、アンコールで歌われた為、1stコンサートの時に巻き起こった30秒を超える様な凄まじいショーストップは今回は無し。
そのままカテコに突入してしまうので、止めたくても止まりようがないという(笑)
いいコンサートでした!
もっと色々な作品を観てればもっとこのコンサートを楽しめたのに!と思うと残念ですが、こればかりは致し方ない、懐にも限界があります(笑)
濱田さんは2ndコンサートを東京大阪でやった後、6月のワイルドホーン・メロディ(コンサート)、7月から帝国劇場での二都物語を経て、今度はコンサートではなくライブという形式で歌うそうです。
これも面白そうですね。
この記事に飴ちゃん一粒。