定休日の今夜は劇団四季ミュージカル【ジーザス・クライスト=スーパースター】を鑑賞してきました。
…が、とんでもない大失態!
定休日だからと高を括って、前日はほぼオール状態。
昼間いっぱい眠って夜観劇の予定が目覚めたのは何と18時15分!
マジかー

劇場まで1時間半かかるのに、開演45分前に目覚めるという…
ジーザス

↑まさにこんな感じ。
結局100分間の公演を35分遅刻という大失態。
先月、エルサレム・バージョンと呼ばれる作品を鑑賞しました。
今回鑑賞したのは同じ作品の「ジャポネスク・バージョン」と呼ばれる別演出版。
メインキャストに関しては、エルサレムバージョンとほぼ同じです。
ジャポネスク・バージョンは一口に言ってしまえば、キリストの物語が日本で起きていたとしたらどうなるか?と言う問い掛けに対して、回答を示している意欲的な作品だな、と思いました。
観た感じとして、まずは同じ脚本を同じ役者が演じているとは思えない、エルサレムとは全く違う作品でした。
遅れて劇場に入って(ご迷惑お掛けしました…)舞台を観た瞬間、エルサレムバージョンとは空気から全然違うのを感じました。
んだば箇条書き的雑感。
◇劇場入りは、ユダがジーザスの居場所を吐かされる場面…正に裏切り者ユダが誕生するそのシーン。
◇エルサレムでは退廃的な荒野で行われていたシーンが、ジャポネスクでは全く色がない(逆に言えば何色にでもなる)場所で行われていた。
◇ご神木があるなど、それはどこか山奥の社の様な場所のイメージなのかな。
◇可動舞台装置が全て大八車、しかも機械仕掛けではなく、白衣(しろこ=真っ白な黒子)による人力という、これまで観てきた何十と言う舞台の中でも一際異様な舞台転換に目を奪われた。
◇役者の格好は、みんな白塗りに隈取りと言う歌舞伎の様な顔に麻の様な質素な素材の衣装。
◇その異様な風景の中に更にその上を行く異様なピエロが1人…下村尊則さん演ずるヘロデ王(笑)
◇エルサレムでも緊張感張り詰める場面で見事な浮きっ振りを披露する特異なキャラのヘロデ王、ジャポネスクでは白塗りにカラーアプロというピエロそのものと言った格好で花魁を従えて、歌舞伎の様な見栄切りをやったり…何て素敵キャラなんだ…(笑)
◇ジーザスが磔にされるシーンはエルサレム、ジャポネスク問わず鳥肌立ちそうな空気です。
◇ロックミュージカルと謳われてる割にはロックじゃないよなーと思ってたエルサレムとは違い、ジャポネスクは間違いなくロックだった。
◇ロックって聞くとサウンド面ばかりに目が行くけど、この作品が言うロックは「魂の」という、ロックミュージック本来の意味の方なんだなってジャポネスクを観て感じた。
◇ジーザスの本場ロンドンを含む海外から高評価をジャポネスクが受けた…と言われてるけど、わかる。
◇遅刻したけど大満足でしたー。
…と思ったけど、オープニングが圧倒されるほど良かったと聞いて悔しくなり、明日の公演のチケットを取ってしまいました(爆)
まさか同じ作品を2日連続で観るとは思わなかったけど、今日見れなかった部分を補完する為に、明日もう一回観てきます(爆)