シス・カンパニー【トップ・ガールズ】 | たかびの自己満観劇ブログ
昨夜は、渋谷のシアターコクーンで行われたお芝居を観に行ってきました。
 
シス・カンパニーという芸能事務所の公演『トップ・ガールズ』

たかびの自己満観劇記

史上最強のガールズトークというキャッチに、一体どんな作品なんだろうと思ったけど、イギリスの劇作家が書いた作品なんだそうですね。
 

出演は以下の7人
 
寺島しのぶ
小泉今日子
渡辺えり
鈴木杏
池谷のぶえ
神野三鈴
麻実れい
 
なんとまぁ錚々たる顔触れじゃありませんか。
 
女性である事を武器に地位と名声を手に入れた、文字通りトップガール。
 
最初の場面は、キャリアウーマンのマーリーン(寺島しのぶ)が地位を手に入れた事をお祝いするパーティー。
 
ところがコレが超風変わり。
 
来賓は国も時代も超えた世紀のトップガールズばかり。
 
登場したのは、宮中女房に法王に王妃に…
 
取り敢えず出オチ的な…(笑)
 
だって、宮中女房役だからってキョンキョン、十二単着て出てきたんだよ?
笑わないワケないじゃん!
 
その十二単に負けないインパクトを持ったローマ法王様や鎧にエプロンといったアンバランスな格好した人とか色々出てきた。
 
でも個人的に一番やられたのはキョンキョンの十二単でした。
 
そんな7人の女性達がパーティーに集り、最初はマーリーンの祝福をしていたものの、話に熱が入り身体にお酒が入り…
 
徐々に自分達の武勇伝を勝手気ままに喋り捲るトップガールズ達。
 
トップガールズたる負けん気の強さの表れか、人の話の最中に自分の話を被せる被せる。
 
正にマシンガン対マシンガンのトークバトルと言うか何と言うか。
 
主役であるはずのマーリーンが話題を切り出せずにうんざりしてる表情とか、話について行けずに孤立してる人とか、ひたすら料理を頬張ってる人とか(笑)
 
ガールズトークって、話について行けなかったもん負け的なイメージがあるけど、正にそれを表すかの様なワンシーンでした。
 
所変わってマーリーンの職場。
 
マーリーンを除く全ての女優達は、歴史上のトップガールズから日常に登場する人達に早代わり。
 
それはマーリーンの部下であったり家族であったり。
 
話が進むに連れて見えてきたのは、マーリーンが仕事の為に、地位を手に入れる為に犠牲にしたものとその大きな代償。
 
そう言えば、最初に出てきた世紀のトップガールズ達も同じく、その地位と名声を手に入れる為に大きな何かを犠牲にしていた。
 
正直、難しいお芝居だったけど、オレはお芝居を通じてそんな事を言いたかったんじゃないかなーなんて感じました。
 

…しっかし、元アイドルとは言え、キョンキョン若いなー(笑)
 
出演女優陣は38歳の寺島しのぶはギリどうかなって感じはするけど、基本的に熟女(笑)
 
そんな中で1人だけリアルに若い鈴木杏(23歳)と並んでも、そんなに歳の差感じませんよー。
 
見た目的に若いのもあるけど、それ以上にキャピキャピしたアイドル的な喋り方や仕草も大きいんだろうなー。
 
そんな元アイドル、キョンキョンこと小泉今日子さん現在45歳でございます。
 
見えねー!
30代後半で通用するって(笑)