キャッツの鑑賞は昨年11月以来7ヶ月振り3度目。
横浜キャッツも11月11日の千秋楽が発表になり、観足りない分を観れなくなる前に観ておこうという事で今回6月のS席と、8月のC席を取ってあります。
今回のキャッツでは一つの目標がありました。
春頃に、キャッツにもディミータ役で出演中の劇団四季の女優、団こと葉さんがtwitterでつぶやいていた、キヤノンキャッツシアター内で唯一、肉球の形をした手すりを見付け写真に撮ること!
四季の座員にも知ってた人は少なかったという、美術さんの遊び心が見える装飾でした。
前回の鑑賞から比較すると、メインキャラではジェニエニドッツとスキンブルシャンクス、サブキャラではランパスキャットとタンブルブルータスを除く全ての猫がキャストチェンジ。
ただし、オス猫は再見になる配役が多いけど、メス猫は初見の配役が多かったイメージです。
んでは、雑感を箇条書きにて。
◇今回の席は5列(S最前)センター通路側(ジェリロ席)でした。客入りはなんとも寂しい限り…サブセンターやサイドの後ろの方は全然お客がいなかった…
◇オープニング、猫の名前のシーンでは目の前にマンゴジェリーがやってきて、思い切りガン見された。めっちゃ視線合わしてくるの。前回もタントミールにガン見されたな。
◇今回握手予定の朴ジェリロ、朴慶弥さん自体所見なんですが、朴ジェリロの事を喋る四季仲間が必ずと言って良いほどその体型の事を話題にして、結構酷い例え方をするもんだからどんななのかなーと思っていたんだけど…。
◇照明が点いてその姿を確認した瞬間、絶句…(笑)なんと言う迫力…いや、貫禄と言うべきか…。
◇圧倒的存在感…率直な感想として、バストファージョーンズの次に存在感あるボディなんじゃないかと…(笑)
◇いや、朴さんが太いというワケではなく、むしろ一般人の女子と比べたら細い方なんだろうけど、全身タイツの猫衣装を着てると何というか物凄い貫禄…(笑)
◇歌声は同じジェリロを持ち役にしてる夢子さんとやや似てるかな?と思いました。やや朴さんの方が高いかな?
◇前回握手してもらったおばさん猫ジェニーこと鈴木釉佳之さん、一番身体小さいのに、一人だけステージからダイレクトに歌声が聞こえてくる。凄い声が通るんだな。
◇『ジェニエニドッツおばさん猫』の曲中に出てくるゴキブリ達が…メス猫達がゴキブリの衣装を被ってるのはわかるんだけど、この時期に見せられるとあのデカい黒光りの衣装は気持ち悪いね…。
◇キザ猫タガーはキャッツ初見の時に続き二度目の荒川さんなんだけど、高めでやや細い声の荒川さんがタガーをやると、なんだかエロいというかセクシーと言うか…(笑)
◇やる役者さんによってタガーほどキャラの印象が変わる役も、自分で観た中では珍しい感じがします。前回観た田邊タガーは全然エロくなかったもんなー。
◇今回大勢の猫の中からようやく見分けがつく様になった猫の中にボンバルリーナとディミータ(ペアだからね)がいるんだけど、ボンバルリーナは、まだ役が浅い相原姉妹の姉、萌さん。ちょうど今月のアルプに姉妹揃ってインタビュー記事が載ってて、姉妹揃って身長が171cmもある(さすが双子…^^;)なんて書いてあったけど、実際に観ると、確かに背ェ高っ!!て感じでした。ダンスの最中によりによって、一番背が低いジェニーと並んじゃうんだもん(笑)
◇そしてもう一匹のディミータは、冒頭に出てきた肉球手すりの事をツイートしてた団こと葉さん。猫メイクでわからないんだけど、よく観てると歌ってる最中の目にそれとわかる特徴があるよね。
◇しかし、初めて観た頃は絶対に覚えられないし見分けも付かない!って思ってた猫達をこうやって徐々に見分けられる様になっていくから不思議。
◇タガー、ミスト、マンカ、ガス、グロタイ、スキンブル、デュト様、グリザ、ジェニー、タントミール等の様に外見にわかりやすい特徴がある猫はともかくとして、特にメス猫は色と身体の模様で区別しなきゃいけない猫が多いから難しい…(^^;
◇舞台にばかり注目してると、特に通路側の場合、気付かないうちに隣に猫がいたりしてビビるよね(笑)
◇知らない間にすぐ隣にミストフェリーズがいました(笑)
◇そのまま前に向かって歩いていったミストフェリーズ、通路を挟んで向こう側の回転席の通路側に座ってる女の子に凄い近い所に止まって、顔を覗き込んだり…当然女の子はびっくりして爆笑するよね(笑)
◇ミストと言えば、二幕で披露するミストのダンスは本当に凄いと思う。自然と拍手起こるもんね。
◇グリザベラなんだけど、前回観た佐渡グリザは、何だか常に怯えてて遠巻きにジェリクル舞踏会の様子を伺っていて、隙があらば恐る恐る舞踏会に近づこうとしてたイメージばかりが残ってるんだけど、今回の織笠グリザは何だか違ったな。
◇遠巻きに近づこうとはしてるんだけど、他の猫に見付かったな!と思った瞬間は、フンっと澄ました表情をして、身振りを正すんだよね。
◇お高い娼婦猫のプライド的なものが見え隠れしてた気がします。
◇しかし、マキャヴィティーの登場シーンは、登場する場所によって、あのガラスが割れる様な音がめっちゃデカく聞こえてビビる…(笑)
◇幕間に同行者さんに教えてもらったんだけど、会場を埋め尽くすごみの山って公演地によって内容が違うんだってね。
◇横浜の会場ではJリーグ横浜Fマリノスのマスコット人形が捨てられてたり、崎陽軒の弁当の空き箱が捨てられてたり、ボロボロになった横浜Walkerが捨てられてたりする事を今回初めて知りました(当然、猫の視線で見た縮尺で作ったセットね)
◇横浜Walkerとかちゃんとページをめくれて中が読めるのが笑えた。
◇二幕の冒頭でコソコソ出て来て客席を徘徊する猫達。ディミータが並びに座ってた小さな子供に興味を示したらしく、ぬーっと身を乗り出して子供の顔を覗き込んでたけど、その子固まっちゃってた(笑)
◇でもさすが猫、小さな物音にビクっと反応して、あっと言う間に興味の対象が子供から音のした方に移っちゃうし(笑)
◇二幕と言えば前回は村ガス&夢子ジェリロのシーンに痺れてしまいましたが、今回の橋元ガス&朴ジェリロはどうか?
◇結論から言うと、個人的には村ガス&夢子ジェリロの方がだいぶ好みだなぁ。
◇なんというか、橋元ガスも悪くないんだけど、歌い方が声楽っぽいし声も若くて【おいぼれ】って言うイメージにしっくり来ないんだよな…。
◇弱弱しい老人っぽい声を演出する為か、ガスの時は歌声が小さくて歌詞が聞き取れなかったのもマイナス。
◇あと、ガスを乗せるためにジェリロが客席を煽るシーンも村&夢子と橋元&朴でタイミングが違った気がするなぁ。
◇村ガス&夢子ジェリロの時は、確か♪やろうか~グロールタイガーお望みなら~の所でジェリロが客席を煽った気がしたんだけど、今回は♪やろうか~グロールタイガーお望みなら~のシーンでは既にジェリロは居なかった気がした。
◇「グロールタイガー様だ!ふぁーはっはっはっ!」の台詞の感じも橋元さんと村さんで全然違うね(笑)
◇このグロタイのシーンで、実は前回まで気にも留めなかったと言うか、気付きもしなかったんだけど、シャム猫軍団に扮してるマンカやタガーが可愛い(笑)
◇実は、荒川タガーのエロい声が聞こえるまで、あれがマンカやタガーだとは気付きませんでした(笑)多分シャム猫軍団に興味がなかったんだろうな…(笑)
◇そう言えば、グリドルボーンの登場時に必ず羽根が1本抜けてる気がするんだけど、あれは計算なの?
◇二幕でダントツに楽しいのはやっぱりスキンブルシャンクス鉄道猫だと思います!
( ̄^ ̄)
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◇二幕クライマックスのメモリー。織笠グリザのメモリーは、何だかもうThe・声楽って感じでした。
◇それ以前に、メモリーのサビって♪お~ね~~がい~~わたしにさわ~~って~~…という譜割りだとばかり思っていたので、織笠グリザの♪ぉね~~~がい~~わたしに(さ)わ~~~って~~…という、スケールの最初の一音を半ば省略した様な歌い方は凄い衝撃的でした(笑)
◇メモリーを歌い終わった後、デュト様がグリザを指名するわけでもなく、それまでグリザを敬遠してた猫達全員がグリザをデュト様に推奨している様に見えたのは少し感動。
◇最後の天井に上るシーン…今回は何だか残念なくらいにクレーンのアームが見えちゃって少しガッカリ…スモークを使った演出って毎回は思い通りに行かないもんなんだね。
◇♪猫は誇れるのだ唯一のその名を…という最後の合唱には毎回感動します。
◇握手タイムは、空席が多くて手持ち無沙汰になっちゃった猫達が他のエリアにも遊びに来てしまい、本来ジェリロとの握手席だったのにデュト様も来てしまいました。
◇来るのはかまわないんだけど、タイミングが悪くて、右からジェリロ、左からデュト様が同時に遊びに来てしまい、どっちの握手も中途半端になってしまったのが悔やまれます。。。
◇朴ジェリロ、上から目線で握手してくるという噂を聞いてましたが、全然そんなことなくて素敵な笑顔でしたよ(笑)
そんなワケでキャッツ今回も楽しめました。
次回のキャッツは8月10日、ボンバルリーナ握手席です。