劇団四季【アイーダ】(8回目)突発観劇 | たかびの自己満観劇ブログ
夏休み初日の昨日は劇団四季【アイーダ】を鑑賞してきました。

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いよいよ楽週となったアイーダ、本当は昨日の鑑賞予定は無かったんだけど、評判が良い朴慶弥さんのアイーダがどうしても観たくて(秋夢子さんも好きなんだけどね)、楽週は大好評だった朴アイーダ×阿久津ラダメスで来ると読んでキャスト発表の前日の日曜日に一階席を急遽購入した次第。
 
↑千秋楽は二階席の為。
 
画して月曜日のキャスト発表では、アイーダは先週から朴さん続投、ラダメスは福井さんから阿久津さんにチェンジ。
 
こちらキャストボード。

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前回からの変更は以下の通り。
 
アイーダ:秋夢子さん→朴慶弥さん
ラダメス:福井晶一さん→阿久津陽一郎さん
 
主役二役のみ変更。
 
特に今回、アイーダ役は従来の月曜日変更ではなく8月1日の変更と、少しイレギュラーな感じ。
 
前回は、既に退団が決定しているという噂から今度の登場が福井ラダメスを観れる最後のチャンスだったんじゃないかとさえ言われている、貴重な福井ラダメスを観れる機会に恵まれ、今回はデフォルトの阿久津ラダメスへ。
 
連投に継ぐ連投で調子を崩していた阿久津ラダメスは休養を経てどうなったか?
 
今回の席は、公演日直前に購入したのもありあまり良くない席…実質10列の下手サイド、その中でも外寄りでした。
 
んだば雑感。
 
【愛の物語】
 
◇エジプト展のシーン、早速登場の朴アイーダを見た最初の感想は、やっぱりキャッツのジェリーロラム役で初めて朴さんを観た時と同じ感想でした。…でかい。
 
◇決して太ってるワケではないんだけど、肩幅があるせいか、妙にボリューミーな感じのボディなんですよね。アイーダの様な比較的余裕があるワンピースの衣装でも目立つほど。
 
【勝利ほほえむ】
 
◇光川アムネの歌声を聴くのもこれで3度目。
 
♪時は古代エジプトの~物語っうんめに~…という、歌い出しの部分の長音をぶった切る感がなかなか慣れないんだけど、結局は聞き手側の好みかな…と感じる様になってきた。
 
◇光川アムネ、声は綺麗なんだけど声量の面では大和アムネに劣ってる感が否めないんだよなー…。
 
◇阿久津ラダメスは休養明けで調子は戻ってる感があり♪広がる明日へと~の部分も久し振りに声を荒立てて歌ってたけど、まだ全力ではない模様…70~80%に抑えて歌ってる感じかな。
 
◇アイーダの第一声『あたしの仲間を放しなさい』を聴いた感じだと、夢子アイーダより少し高い声かなと思ってたんだけど、何故かラダメスの背中を洗い流すシーン前後はやけに声を低く作っていて、女性ロックバンドのボーカリストかと思う様な声になってて、ちょっと低く作り過ぎじゃないかなーと思った。
 
【あの日は遠く】
 
◇アイーダが歌う最初の曲だけど…噂に聞いてはいたけど、濱田めぐみさんの歌声に凄く似てる…
 
◇最高のアイーダと言われてる濱田さんの歌声に似てるアイーダの登場となれば、それは騒ぎにならないワケがないよな…朴アイーダ初日を観た人は大興奮だったとか。
 
◇台詞に関しても、韓国人の朴さんだけど在日三世で日本生まれ日本育ちの為か、訛りも全然なく、それどころか台詞への感情の乗せ方も日本人が喋ってる様な感じでした。
 
【ピラミッドを建てよう】
 
◇全く以って安定している為、割愛。
 
【お洒落は私の切り札】
 
◇迫力にはやや欠けるけど、今回は結構良かったと思うなァ。
 
◇光川アムネの『お洒落~』は歌声が可愛らしいよね。もうちょっと“いぇ~い”の部分の弾けが欲しいけど。
 
【儚い喜び】
 
◇なんか…もう空気からして違う。阿久津ラダメスも朴アイーダには本当に気を許してしまっている感が会話シーンからも伝わってくる。
 
◇そして歌声の相性も良く。♪どう~したのかな~…のハモリも綺麗。
 
【王女の寝室】
 
◇アムネリスの『アイーダ、下がって』という台詞の時の声の可愛さに妙にキュンとしてしまったであります。光川アムネには大和アムネに無い可愛さがあるなァ。
 
◇『シルクのカバーにふかふかの羽毛!』という台詞の時の、アムネリスの手のパタパタがどうにも滑稽に見えてしまう(笑)
 
◇光川アムネのこのシーンの声(奥のベッドがらラダメスを呼ぶ声など)の表情、良くなったなァと思いました。
 
【ローブのダンス】
 
◇アンサンブルの熱量は良かったけど、朴アイーダは、ややパンチ力に欠けるかな、と感じました。パンチ力は夢子アイーダの方が上です。
 
◇しかし今回はサイドブロックの中段から観たのもあってか、普段は一部しか目に入らないローブのダンスが全体的に見えて改めてダンスの格好良さを認識しました。
 
【どうもおかしい】
 
◇驚いたのがこの曲での、朴アイーダ×光川アムネ×阿久津ラダの声の相性が物凄く良かった事。特に朴アイーダと光川アムネのハーモニーは本当に絶品でした。あまりの綺麗なハーモニーに思わずうるうる来てしまった。この曲でくるなんて、これが初めてでした。
 
【迷いつつ】
 
◇歌い終わった後、アイーダがラダメスに『愛してるわ』と言うシーンの台詞が、夢子アイーダのそれよりも愛に満ちてる感じがした。
 
◇しかし、その後の口を両手で押さえていやいやをするシーンに関しては、夢子アイーダの方が愛らしいかな。朴アイーダははっきりと首を横に振ってキッパリお断りをした上で、付け加えたかの様に口に手を宛ててるので、夢子アイーダの『絶対に言わないわ!』という素振りで口に手を宛ててる時の方がかわいい。
 
【神が愛するヌビア】
 
◇迫力は夢子アイーダの方が上。しかし朴アイーダはやたらと息が長いね。♪見果てぬ~夢~…の、ぬ~の部分を夢子アイーダの倍近く伸ばしてたよ。
 
◇桜野ネヘブカ、後ろから聞いててもしっかりハイトーン聞こえたよ。本当に迫力出てきた。
 
【どうしたらいい】
 
◇そしてこの三人のハーモニーのバランスの良さを更に堪能出来るのがこのナンバー…これまで聴いた、少なくとも記憶にある限りでは、どうにも不協和音にしか聞こえなかったこのナンバーが、凄く心地よいハーモニーを奏でてました。この三人の歌声、本当にすっごいバランスがいい。
 
【星のさだめ】
 
◇二番Bメロの♪二人の愛は決して消えない~…の部分のハモリで早くもゾゾっと来た。この二人の『星のさだめ』はヤバい…そう感じました。
 
◇そしてサビのハモリのバランスの良さ…久し振りに星のさだめで鳥肌が立った。
 
【真実を見た】
 
◇このシーンは光川アムネの歌も大和アムネの歌も同じくらい好きなんだな、このシーン自体が持つ意味が好きなのもあって。
 
【最後の審判】
 
◇無表情だ無表情だと思っていた光川アムネ、今回は少し目が潤んでいる様に見えた。
 
◇号泣しながら審判を下す大和アムネが懐かしい…と前回のアイーダ観劇記に書いたけど、帰り道をご一緒した四季友さんの話だと、東京初演時の光川アムネは、現在の大和アムネ以上に号泣しながら審判を下していたらしい。それを観てみたかったな…。
 
【迷いつつ~Reprise~】
 
◇前回、福井ラダメスで観た時は、いいな~と思いつつ、やはり福井ラダメスの歌声が大きくてハモリが消えちゃうから、このシーンはやっぱり阿久津さんで観たいな~と書いたけど、やっぱり阿久津ラダメスの方がハモリが聞こえる分感動する。
 
◇そしてそこに、心を揺さぶるハモリを聞かせてくれる朴アイーダ…めっちゃいい。
 
【石牢~儚い喜び Reprise】
 
◇夢子アイーダが、回数を観る度に泣きの演技が強くなってきて、この石牢のシーンでの細かな演技も、恐怖に耐えてる感が良く伝わってきて良い…と散々書いてきたんだけど…朴アイーダのこのシーンでの泣きの演技は反則だと思う…。
 
◇あんな涙声で『その世界で…あたしを見つけられる…?』なんて言われちゃったら…ね。
 
◇朴さんでアイーダを観るのは4人目だけど、全然記憶に無い江畑さんのアイーダは別として、智恵さんも夢子さんも、石牢では泣かなかったので、朴さんのこのシーンでの泣きは意表を突かれた気分でした。
 
◇気付いたら、ラストの『愛の物語~Reprise~』が終わった時に、一番最初に拍手をしてしまいました。拍手で先陣切ったの本当に久し振り(笑)
 
【カーテンコール】
 
◇今回のカテコ、何が凄かったって《カーテンコールのアンコール》が巻き起こった事です。
 
◇客電が点いてからのカテコは割りとあるし、それがスタオベになる確率が高いのもあると思うんだけど、今回は客電が点いた後のカテコが終わった後に更にカテコを煽る様なテンポの速い手拍子が巻き起こり、強引にもう一度役者達を引っ張り出したかの様なカテコが最後に存在してました(笑)
 
と言うワケで、アイーダ通算8度目の鑑賞が終了しましたが、朴アイーダが思ったより全然良くてビックリしました。
 
歌声のパンチ力は正直、夢子アイーダの方が上です。でも朴アイーダには夢子アイーダとは違う魅力があります。
 
これは大絶賛される理由がわかる。
 
でも、絶対に朴アイーダが良い!とゴリ押し出来るか、と言ったらそこは一応控え目にしたいかなと。
 
何故なら、オレが東京再演で号泣したアイーダは、朴アイーダ×光川アムネ×阿久津ラダメスではなく、夢子アイーダ×大和アムネ×阿久津ラダメスなので。
 
今回、急遽追加での鑑賞となりましたが、次回は本当にこの再演見納めとなる千秋楽公演です。
 
千秋楽、今回以上に更に熱い舞台を見せてもらいたいです。
 

※追伸~ゾーザーとゾーザー軍に関する感想がないのは、本当に安定してていつも素晴らしいからです(笑)


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