
美女と野獣の鑑賞は4月以来4ヶ月振り、通算5回目。
今月から3ヶ月連続BBだったりします(笑)
今回は日本公演通算4383回目…前回は4266回目だったなぁ。

こちらキャストボード。



前回からの変更は以下の通り。
☆ビースト:飯田洋輔さん→佐野正幸さん
佐野ビーストは初見。
若い飯田ビーストから急激に歳を取ってしまった感じです(笑)
☆ベル:高木美果さん→鳥原ゆきみさん
鳥原ベルは1年8ヶ月振り。前回の鳥原ベルはまだ改名前で『ゆきみ』ではなく『如未』表記でしたね。
☆モリース:種井静夫さん→石波義人さん
種井さんは歌ウマなんだけど、石波さんがやるおじいちゃんキャラは何故か安心する(笑)
☆コッグスワース:青羽剛さん→青木朗さん
青木コッグスワースも初見。コッグスワースは青羽さんで観てる回数が一番多くて印象も青羽さんで付いているので、初見のコッグスワースはどうかな?という感じ。
☆ルミエール:百々義則さん→道口瑞之さん
道口ルミ初見。それこそルミエール=百々さん、百々さん=ルミエール位に繰り返し百々さんで観てるルミエールなので、道口ルミは楽しみでもあり、不安でもあり。
☆ミセスポット:織笠里佳子さん→遠藤珠緒さん
遠藤ポットも鳥原ベル同様に1年8ヶ月振り。
☆バベット:小川美緒さん→長橋礼佳さん
長橋バベットも初見。他のバベットに比べると声が低く、少し違和感があったなぁ。
☆ルフウ:布施陽由さん→赤間清人さん
赤間ルフウも鳥原ベル同様1年8ヶ月振り。
今回は以前に鳥原ベルで鑑賞した時と同じキャストが多く、鳥原ベルと一緒に戻ってきた感が(笑)
2階ロビーにあるフォトスポット、現在はガストン酒場ではなく劇中ずば抜けた運動神経を見せるドアマットさん。
座席は実質2列でほぼドセン…というか、今月から3ヶ月間毎回ほぼ同じ席です。
んだば雑感。
◇鳥原ベルは久し振りに観たんだけど、ん~…見た目も高木ベルの方が綺麗だし、歌声も高木ベルの方が迫力あるなぁって気がして、あれ?という感じが…。
◇ただ、歌声の迫力は歌い方が高木ベルみたく声楽ちっくではない為かも知れないね。
◇『変わり者のベル』の♪あ~なんて~素敵~…の部分も、里咲ベルや高木ベルの様な響きがなくて…好きな曲の好きな部分なだけに、やや拍子抜けしたなぁ。
◇ガストンに関しては信頼と安心の田島ガストン(笑)
同行の友達(BB初見)にも、ガストンはまず見た目がアニメとそっくりだから、と開演前に言っておいたんですが、登場した瞬間、あまりの激似っ振りに友達吹き出してました。
やっぱり田島ガストン似過ぎでしょ(笑)
◇毎回思うのが、モリースとミセスポットは誰が演じてもみんな同じ顔してるよね(笑)
当然人間の顔なので、演じる役者に寄って顔が違うのは当たり前なんだけど、モリースとミセスポット…特にミセスポットは、早水さんを最前で、織笠さんと遠藤さんを二列目で間近に観てるんだけど、みんな同じ顔なんだよなー不思議と。
◇今回は小学生の集団や小さな子供が多かった為か、モリースが頭に工具を着けてる時やルフウの顔芸の時の客席の反応が上々だった感じがします。
◇しかしモリースが歌う『二人で』の♪言わせておけ~あんな奴らに~お前の魅力はわからない~…という部分は歌ウマな種井さん含め誰が歌っても音が低過ぎて辛そうだよね。歌声も小さくなってるし。
◇しかし、ベルって良く良く考えると(いや、考えなくても)相当なファザコンだよね(笑)
◇ルフウを観る度に思うのが、あんなコミカルな風貌で顔芸やったり、しょっちゅうガストンに殴られて地面を転がったりしてるけど、あの地面の転がり方はある程度運動神経が良くなきゃ怪我するよね。
◇実際、今回のルフウ役の赤間さんなんか『ユタ~』ではいじめっ子グループの新太役でかなり激しいダンスをこなしてるし…てか、ルフウ=新太ってのも外見的イメージが違い過ぎて衝撃だけど。
◇モリースが城に迷い込むシーン、コッグスワースはまるで違和感なし、青羽コッグスワースがそのまま少し歳を取った感じでした。
◇ルミエール…道口ルミの方が百々ルミよりハンサム?(笑)
◇しかし、道口さんと言い百々さんと言い、ルミエールって狐目の役者さんがやるのが定番なのか?(笑)
◇長橋バベット、♪う~らら~という台詞からして声がハスキーで違和感…バベットと言うと綺麗なソプラノなイメージなんだけどなァ。
◇バベットとルミエールの浮気遍歴の出し合いのチクチク合戦は毎回好きなんだけど…
バ『シモーネは?』
ル『ジャックは?』
バ『ミッシェルは?』
ル『ピエールは!?』
バ『ベロニクは!?』
ル『ベロニクかァ~(にんまり&着火)』
…バベットの勝ちですね(笑)
◇てか、お互い浮気し放題だねェ、てかお互いに全部浮気バレてるんだねェ…(笑)
浮気するならバレない様にやればいいのに…(笑)
◇登場の佐野ビースト、第一印象は…声高!!あまりにビーストのイメージには高過ぎる声にビックリした。
◇ガストンのプロポーズシーン、高木ベルは微妙な顔付きをしてたけど、鳥原ベルは別段嫌がってる表情をしてなかったので、また違和感。でも子供7~8に対する『冗談でしょー!』というリアクションは鳥原ベルの方が嫌がってる感が出てたなァ。
◇しかし佐野ビースト、声は高いけど、声色のonとoff(威嚇してる時と、そうでない弱気な部分)のギャップがめちゃくちゃ激しくて、かなり笑えた。
美女と野獣ってこんなに笑える作品だっけ?という位に…。
◇道口ルミを見てて思った事…とにかく落ち着かない!同じ役を同じ演出でやってるハズだから、役者ごとの役の解釈以外に大きな差はないと思うんだけど…とにかく観ていて百々ルミの様な安心感がない!
◇妙に慌ただしいと言うか…道口ルミを観ると、百々ルミがいかに紳士かがわかる…なんて言ってる人を以前に見掛けたけど、言いたい事がなんだかわかるなぁ…(笑)
◇ガストンのマグダンス、やっぱり場数の違いなのか田島ガストンと野中ガストンとでは完成度が違う。田島ガストンのマグダンス綺麗過ぎる。
◇見せ場の1つ、Be Our Guest…もちろん演出の華やかさは見ものなんだけど、その中でも個人に見ものなのはやっぱりドアマットさんの抜群の運動神経…。
◇衣装の形状で手足の動きがかなり制限される状態で側転→側転→側転→前宙→後転倒立→ロンダート→バク転→バク転→バク宙…どれだけ運動神経良いんだよと。
同行の友達もドアマットさんのアクロバットと、直後の連続ターンには驚いた様で。
◇一幕でビーストかわいい!って思ったのは、かなり無理してベルに優しく呼び掛ける声が高過ぎなのももちろんだけど、『…一緒に食事して欲しいからだっ!』と駄々をこねる直前の演技。
◇前回観た飯田ビーストは、その駄々をこねるアクションそのものが可愛かったんだけど、佐野ビーストはアクション直前の細かな表情の変化や声色の演技が可愛過ぎる!
◇一幕ラスト『愛せぬなら』は飯田ビーストや中井ビーストに比べると、多分年齢的な物もあるんだろうけど、迫力は佐野ビーストだいぶ劣るよね。
◇しかしその哀愁感は飯田ビーストや中井ビーストの比じゃない位すごい。佐野ビーストの『愛せぬなら』は泣ける、という声も聞くけど、確かに。
◇2幕、ベルの治療を受けて『痛いっ!』ってビーストが言う1発目、前回の飯田ビーストは『…ぃ痛っ!!』って感じだったけど、佐野ビーストは何の抑揚も感情もなしに普通に『痛い』って言ったもんだから、かえって会場のウケは良かった。
◇そして2幕最大の笑いどころ、ピンクだ!は過去5回の鑑賞で最大級の盛り上がり!やっぱり子供が多い時はこういう反応は素直だよね。
◇晩餐会~社交ダンスシーンで歌われる『美女と野獣』…この曲に関しては織笠ポットのハスキーで違和感ある歌声が何気に好きなので、違和感ない遠藤ポットの歌声は印象に残らなかったなぁ。
◇ビースト1番の頑張りどころ(笑)の『ベル…僕は…!』を受けたベルの反応…。鳥原ベルの『なあに?』の台詞は里咲ベルに近いかな?
高木ベルはモリースに意識が行き過ぎてて凄く不安そうに聞こえるけど、鳥原ベルは里咲ベルと同じでビーストの気持ちを包み込んであげる優しさを感じました。
◇今回はラストのビーストがどこから人形になるのか注目してたんだけど、ベルが刺されたビーストを抱きかかえ西の塔のアーチをくぐった時からじゃないかな?
その週間から妙にビーストの顔色が赤くなったし、口のカクカクが不自然に1パターンになったもん。
本当の人間の口なら上下のみのカクカクは有り得ないし。
◇魔法が解けた佐野ビースト…予想以上のしわしわっ振りにビックリした(笑)
前回の飯田ビーストが、あのカツラが似合ってるとは言えないながらも王子様っぽかったけど、佐野ビーストはちょっと老け過ぎで余計にカツラ似合ってない…てか王子と言うか執事…。
◇まぁ20代の飯田ビーストと50歳近い佐野ビーストを肌艶で比べちゃいけないのはわかるけど…(笑)
そんなワケで久し振りの美女と野獣、佐野ビーストにかなり意識を持って行かれました(笑)
さて、次回の四季鑑賞は8月22日マチネ『キャッツ』、ソワレは東宝ミュージカル『ミス・サイゴン』です
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