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「国債の二つの役割、政府の貨幣発行と日銀の貨幣発行(前半)」三橋貴明 AJER2024.7.30
  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。

 

財務官僚のウソを暴露〜プライマリーバランス黒字化=国民の赤字化だ![三橋TV第899回]三橋貴明・菅沢こゆき


https://youtu.be/Ujn1kX_BE5M

【緊急】岸田首相が退任を表明したので、ポスト岸田の日本経済について解説します。

 

 岸田総理大臣が9月の自民党総裁選挙に出馬しないと表明しました。退任、というわけです。


 わたくしとしては、岸田総理に続投し、衆院選における自民党の敗北を最大化して欲しかった。


 新総裁となると、内閣支持率や自民党支持率はある程度は回復してしまうでしょう。残念です。

岸田首相、自民党総裁選に立候補しないと表明 首相退任へ
 岸田文雄首相(67)は14日、9月の自民党総裁選での再選を目指さない意向を表面した。記者会見で、「自民党が変わることを示す」必要があると述べた。
 岸田氏は、総裁選で新総裁が選出されたあと、首相を退任するとみられている。
 岸田氏への支持は、自民党が汚職スキャンダルにまみれ、政府が生活費の上昇や円安と闘うなか、低下している。支持率は先月、自民党が政権復帰した2012年12月以降の首相としては最低の15.5%に落ちた。(後略)』

 動画で解説していますが、とにもかくにも岸田内閣は「財務省内閣」だった。これに尽きる。
 

 財務省内閣が故に、最大の問題である実質賃金の下落(※輸入物価上昇による)に対処できなかった。(電気代・ガス代支援とガソリン補助金は少しやりましたが)
 

 自民党総裁選挙で「令和の所得倍増」と謳った総理大臣が、戦後最長の実質賃金の下落という「結果」を残した。

【日本の実質賃金指数の推移(対前年比%)】


http://mtdata.jp/data_92.html#kiroku

 

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特別コンテンツ「三橋貴明×宇山卓栄:日本人はどこから来たのか(前編)」がリリースになりました。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

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 24年6月は実質賃金がプラス化しましたが、7月支給の賞与が6月支給に前倒しになった分があり、「きまって支給する給与」ではマイナスのまま。


 7月以降もプラスになるかどうかは不明です。


 財務省内閣が故に、実質賃金や可処分所得を引き上げる消費税減税・廃止や社会保険料減免、公務員給与引き上げ、非正規公務員の正規化は「検討」すらしなかった。


 岸田総理大臣は(恐らく)実質賃金が下落し続けているのを「問題」と認識していた(さすがに・・・)。とはいえ、財務省内閣が故に、まともな対策を打てず、やったのは経団連等に、
「給料を上げて欲しい」
 と、お願いしただけ。そりゃまあ、お願いするだけならタダだから。


 同時に、財務官僚はこれまで温めていた増税プランを、次から次へと出してきた。いわゆる、ステルス増税です。

【岸田内閣のステルス増税の数々】



 防衛費増額関連の増税分は、まだ時期が決まっていないため、グレー。黒は、すでに決定されてしまった増税。


 他にも、これだけの増税を議論の俎上に上げた。消費税減税・廃止は議論の素振りすら見せないにも関わらず、増税系はすぐに議論が始まる。


 岸田総理大臣は、確かに「増税メガネ」というレッテルに相応しい人物だったわけです。


 さて、「次」はどうなるか?
 

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