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「食料安全保障強化の為には政府がお金を使うしかない(前半)」三橋貴明 AJER2024.5.7

  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。

 

「政府による投資は国の借金...?」日本経済はもう成長できない?1枚の図が示した財務省の大罪[三橋TV第861回]三橋貴明・saya


https://youtu.be/FaYRGPIjr_Q
 

 別に打ち合わせをしたわけではないのですが、わたくしの三橋経済塾第十三期第五回講義の「後半」と、施光恒先生の講義がリンクしていて、より理解が深まったのではないかと思います。結局のところ、現在の日本の凋落の「裏」に何があるのか、事実を列挙すれば、誰の目にも明らかになります。


 グローバリズム、です。


 もっとも、先日の佐藤健志先生が出演された三橋TVからも分かる通り、世界とは「グローバリズム」がデフォルト設定なのかも知れません。少なくとも、日本と西欧以外はそうなのでしょう。


 梅棹忠雄の文明の生態史観ですね。


 さて、骨太の方針2024に対する財政政策検討本部の提言の内容がリークされ始めました。

自民本部、財政目標「断固反対」提言へ
 自民党の積極財政派が主導する財政政策検討本部がまとめた提言素案が16日判明した。基礎的財政収支を2025年度に黒字化する政府の財政目標に「断固反対する」と強調した。』

 まだ「素案」段階なので、最終提言は分からないのですが、
「断固反対」
 とは、何を意味するのか?


 積極財政議連の提言の通り、
「PB目標を破棄する」
 でなければなりません。


「断固、PB目標を破棄しなければならない」
 という提言になっているならば、評価します。


 何が問題なのか、改めて思い出してください。
 

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皇統論第六十四回「最後の勝者」、歴史時事第六十四回「英雄の物語」が配信になりました。
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 安倍政権期に、財政指標の新目標として「政府債務対GDP比率」が導入されました。もちろん、PBに比べればまともな目標ですが、何の意味もありませんでした。


 理由は、PBが残ったためです。


 つまりは、緊縮財政本部(財政健全化推進本部)や財務省は、うるさい積極財政派の声をなだめるために、
「分かった、分かった。お前たちが言っている指標も入れるからさ」
 と、政治的決着をつけようと図るに決まっているのです。


 そして、PB黒字化目標が残った場合、他にどれほど優れた指標があったとしても、無視される。政治や予算編成は「PB」に縛られ、日本の緊縮財政は続くという「オチ」になるのが目に見えているのでございます。


 というわけで、今回の骨太の方針2024の議論において、積極財政議連や財政政策検討本部は、
「断固、PB目標を破棄しなければならない」
 を、貫かなければならない。


 もちろん、緊縮財政本部は「PB堅持」と叫んでくるでしょうが、それを事実、データ、レトリックにより潰さなければならないのです。


 今回ばかりは、「玉虫色の決着」はあり得ないし、認めてはいけない。幸いなことに、自民党の議論は「全会一致」が原則なので、それを盾にして、徹底的に「事実」を主張して下さい。


 つまりは、お前らは「嘘」を全会一致で決議するのか。頭おかしいんじゃないの?という段階に至ったのですよ。


 積極財政議連や財政政策検討本部について「ガス抜き」などと評する「バカ」が少なくないですが、悪いけど民主制とはこの程度のシステムなのですよ。正しい意見が通るとは限らないというか、通ることの方が珍しい。


 ガス抜きと酷評されようが、意見を出し続けることで、世論が変わる。多数派を取って、初めて政治を動かせる。多数派を採るためには、ガス抜きだ何だと言われようが、意見を出し続けなければならない。


 黙っていたら、何も変わらない。世界は、沈黙しているお前を救ってくれるほど、優しくはないよ。世界はお前のママではない。

 

 変えたいならば、意見を叫ぶ以外にないんだ。いい加減に、この現実を直視しろ。
 

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