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「政治の本質ー中間組織の復活を」(前半)三橋貴明 AJER2020.8.9
    

 

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財政破綻について知らない破綻論者たちへ レバノンの事例に学べ! [三橋TV第432回] 三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/MlViIrbAO2Y

 

 本日はチャンネル桜「Front Japan 桜」に出演します。11時からLive配信です。

 

 

 はい。というわけで、昨日のブログのエントリー
「期日前投票の流れが変わらないとなると、本日は20時に「当確」が出ることになるでしょう。」
 のまま、横浜市長選挙で立憲民主党が擁立した山中竹春氏が「圧勝」しました。本当に、20時に当確が出ました。


 なぜ、わたくしが↑上記の予想を書いたのかと言えば、「組織票」がモノを言うはずの期日前投票出口調査で、山中氏が小此木氏に「40 対 20」で圧倒的な差をつけていたためです。
 金曜日時点で、上記の情報はすでに永田町に流れまくっていました。


 菅総理大臣は、ギリギリまで電話や文書(選挙法違反のような・・・)で小此木氏のテコ入れをしていたのですが、全く効果がありませんでした(というか、逆効果?)。

横浜市長選、山中氏が初当選 首相支援の小此木氏ら破る
 横浜市長選は22日投開票され、新顔で元横浜市立大教授の山中竹春氏(48)=立憲民主推薦=が、新顔で元国家公安委員長の小此木八郎氏(56)や現職の林文子氏(75)らを破り、初当選を確実にした。林氏が進めた横浜港へのカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致に「反対」を訴えており、誘致は中止される見通しだ。(後略)』

 山中氏の勝利を受け、
「あの、民主党系が勝つなんて」
 といったコメントをたくさん見かけたのですか、アホか!


 コロナ禍という非常事態にも関わらず、21年度は未だに補正予算が組まれていない。


 「あの」民主党よりも、構造改革と緊縮財政を推進した安倍政権、さらにはその後継として、緊縮財政を推進している菅政権の方が、確実に日本国民を苦しめているわ!


 ちなみに、わたくしは別に「あの」民主党政権がマシだった、と言いたいわけではありません。どっちも、ダメすぎ。
「そんなことない! 少なくとも安倍さんは、日本国民のために財政を拡大してくれたんだ~っつ! 
 と反論されたこともあるのですが、現実を見ましょう。
 

【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】

https://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

※要望多数につき、評論家・中野剛志先生 【通貨論争史:イギリス編】【通貨論争史:日本編】が再掲となりました。

 

【日本の新規国債発行額(兆円)】


http://mtdata.jp/data_76.html#shiniki

 2019年度まで、安倍政権は新規国債発行を増やしませんでした。「あの」民主党時代より少ない。PB黒字化目標を閣議決定している以上、当然です。


 コロナ禍を受け、2020年度の新規国債発行は、さすがに100兆円を超えましたが、財務省は、
1.補正予算を組むのを妨害する
2.すぐには支出できない予算(例:GoTo何とかとか)を組む
3.可能な限り、繰り越す
4.国債発行を一年債中心し、翌年の借換債を激増させる
 と、執念深い抵抗をしたため、結局、20年度のPB赤字は60兆円にすら届きませんでした。


 それはともかく、着実に新規国債発行を減らした安倍政権は、間違いなく「緊縮政権」です。そして、それ以上に「最悪」なのが菅政権。


 まさか、本当に8月になるまで、補正予算を組まないとは思ってもいませんでした。


 今の日本に必要なのは「財政出動 対 財政出動」の競争です。自民党総裁選挙においても、総選挙においても、財政出動の「競争」をして欲しい。


 そのためには、「競争に参加する資格がある」政治家や政党、グループは、全て支援しますよ、わたくしは。 


 理想の政治家も政党も、ないわけよ。


 講演の度に、「三橋さんが首相や財務相になってくれれば」と言われますが、なめてはいけません。万が一、わたくしが国会議員になり、財務大臣や総理大臣になったところで、権力は(約)700分の1に過ぎないのです。日本が「多数決」を採用している民主制国家である限り、一人で何とかできるわけない! 救世主は現れない。


 言論の力により、多数派を形成するしか、事態を打開する方法はないのです。残念ながら。

 「理想」を求めるのはやめましょう。そんなもの、今まで登場したことはないし、今後も登場しないよ。その上で「どう足掻くか」を、一人一人が考えよう。


 自民党総裁選挙に「自国通貨建て国債の財政破綻はない」と主張する政治家が出馬したら支援するし、立憲民主や共産党が「日本は財政破綻しない」と主張するならば、支援するよ。


 とにもかくにも、緊縮財政という「扇の要」を破壊しないことには、日本はどうにもならないという「現実」を、理解しよう。扇の要を破壊できるならば、何でもいいです。
 

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